社交ダンスのスタンダードとラテンの視線使いのコツ

社交ダンスの視線の重要性

社交ダンスの視線は、踊りの印象を大きく左右する重要なポイントです。

芸能人の方が、社交ダンスに挑戦している姿を見ると、視線や表情が競技選手のようで素晴らしいと感じます。テレビ、カメラ慣れしている人だから身についている視線です。

社交ダンスを楽しむ方も、踊る前から視線を意識することで、踊り始めるときの自分の感覚や、踊っているときの踊りの印象が大きく変わります。

今回のブログでは、視線の大切さとスタンダードとラテンの視線づくりのイメージの違いを書きたいと思います。

 

スタンダードの視線

スタンダードは、タンゴを除き、ゆっくりとした大きな回転が多く、優雅な雰囲気の踊りです。

ゆったりとした動きのスタンダードでは、視線は遠くを広く見ることが基本です。

視点の先に、空中に線を引くようなイメージを持ちつつ視線を移動すると、よりスムーズに気持ちよく踊れます。

遠くを見ながら踊ることで、顔の向きもゆっくりになります。その時、視線を中心とした顔の感情の表現は控えめに、穏やかでにこやかな顔を心がけると、見た目も自分の感覚もゆったりと気持ちよく踊りやすくなると思います。

 

ラテンの視線

ラテンは、キレの良い速い動きが特徴の踊りです。

そのため、ラテンのときの視線は一点をしっかり見つめ、次の視点への移行も素早く、一瞬で次の視線の先の一点を捉える意識が基本です。

相手とコンタクトする部分が少なく、リードやフォローが伝わりにくいことが多いので、相手との目線はしっかりと確保することが必要です。

特に、男性は、まるで目で訴えるようにリードを伝えるような強い意識を持つことで、カップルの関係をより強く見せることができて、相手もリードがわかりやすくなったり、リードする側も自然と姿勢よく立てるようになると思います。

スタンダードと異なり、強い感情、感情の豊かさを出した表現を心がけ、自信を持った顔つきを心がけるとラテンがより気持ちよく、格好良く踊れると思います。

 

視線の基本とその効果

視線の基本として、スタンダードでは遠くの方を、ラテンでは相手や視点の先の一点を意識することです。

視線の使い方において、スタンダードの視線は柔らかく、ラテンの視線は強いというイメージを再確認してみてください。

視線の先の動かし方の違いは、スタンダードは、流れるような動きに対し、ラテンは、一点一点、それぞれの視線の先に固定することを意識してみてください。

社交ダンスの視線は、自分自身の感覚や相手との関係、そして踊り全体の印象を大きく左右します。

種目や音楽の雰囲気に合わせて、効果的に視線を使うことで、より優雅だったり、キレのある踊りになると思います。

リードやフォロー、足の位置やカウントだけでなく、視線にも意識を向けることで、社交ダンスを楽しく感じられるといいと思います。

今日も最後までお読みいただきありがとうございました。

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