フレイル予防と社交ダンス。筋力も、歩く力も、心の張りも、音楽のなかで育てる

太く丸みのある手書きPOP文字で「フレイル予防に社交ダンス!」と書かれた明るい掲示ポスター。笑顔でワルツを踊る50代の日本人男女のイラストとともに、筋力アップや動く脳トレ、継続の楽しさといった健康効果がカラフルにまとめられている。

日々の暮らしを長く楽しむために

フレイルという言葉を耳にすることが増えました。これは、健康な状態と介護が必要な状態のあいだにある「弱りはじめ」のサインです。

体重が減る、疲れやすくなる、歩くのが遅くなるといった変化が重なると、思わぬ転倒などから生活の自立が揺らいでしまうことにつながります。

だからこそ、「まだ大丈夫」と感じるうちから、毎日の食事でたんぱく質をしっかり摂り、無理なく続けられる運動を持つことが大切です。

社交ダンスは、音楽に合わせて身体を動かしながら、脳を刺激し、人とのあたたかなつながりを感じられる運動です。

今回の記事では、社交ダンスが健康を長く保つためにどのように役立つのか、具体的な理由をお伝えします。

研究から見えてきた、社交ダンスの嬉しい効果

筑波大学が行った65歳以上の約7万人を対象とした3年間の追跡調査では、20種目のスポーツのなかで、男性においてダンス(社交ダンス)が健康維持にもっとも良い影響を与えるという結果が出ました。

女性では登山やハイキングが上位でしたが、ダンスも十分に効果的であったと報告されています。

社交ダンスが健康づくりに役立つ3つの理由

なぜ、これほどまでに良い影響があるのでしょうか。

それは、社交ダンスがひとつの動きだけでなく、たくさんの働きを同時に使うからです。

全身を自然に使うことで筋力が保たれる

ワルツやタンゴなどのステップは、普段の歩行とは少し違います。

前進や後退、横への移動、姿勢を保つ動きのなかで、太ももやふくらはぎ、体幹を自然に使います。

特別な筋力トレーニングをしなくても、音楽のなかで下半身の力やバランス感覚が少しずつ養われます。日常ではあまりしない動きを、無理のない範囲で繰り返せるのが社交ダンスの良いところです。

動きながら考える「動く脳トレ」

ステップを思い出し、リズムを感じ取り、相手の動きに合わせて一歩を踏み出す。これらを同時に行うことは、脳にとってとても良い刺激になります。

アメリカのアルバート・アインシュタイン医科大学の研究でも、余暇にダンスを続けた方は、そうでない方に比べて認知機能を長く保ちやすいことが報告されています。ただ身体を動かすだけでなく、覚え、合わせ、感じる運動であることが、大きな意味を持っています。

心に活力を与える、人とのつながり

身体の変化と同じくらい気をつけたいのが、外出や会話が減り、気持ちがふさぎこんでしまうことです。

社交ダンスは、手を取り、目を合わせて、同じ音楽のなかで相手と呼吸を合わせます。教室へ通うこと、私たちヒロスとミスズ、グループレッスンでは、仲間と顔を合わせることで、「出かけよう」という前向きな気持ちが生まれます。

足元が少し不安な日でも、音楽が鳴ると自然とリズムに乗れるというお声もいただきます。楽しさが、運動を継続する力になってくれます。

いつまでもご自身の足で歩き続けるために

もちろん、社交ダンスだけで健康のすべてをカバーできるわけではありません。必要に応じて軽い体操を取り入れたり、お肉や魚、大豆などのたんぱく質を毎食意識して食べることも大切です。よく眠り、かかりつけのお医者様にご相談されることも忘れないでください。

それでも私たちが社交ダンスをおすすめし続けるのは、なによりも「楽しく続けやすい」からです。

頭ではわかっていても、厳しい運動はなかなか長続きしません。音楽があり、相手がいて、少しずつ踊れるようになる喜びがあるからこそ、何年も続く習慣になります。

ヒロスダンススタジオでは、60代や70代で初めてダンスに触れる方にも、歩くことから丁寧にお伝えするレッスンをご用意しています。

上手に踊ることだけが目的ではありません。ご自身の足で歩き、考え、会いたい人に会いに行ける日常を守るために。

静岡市清水区にある私たちのスタジオで、無理のないペースで一緒に身体を動かしていきましょう。

体験レッスンも随時受け付けていますので、いつでもお気軽にお声がけください。

お気軽にお電話ください。お問合せ担当は、ミスズです。