「コツ」を掴むとダンスはもっと楽しくなる!
多くの生徒さんを見てきて、テクニックを学び、反復練習することはもちろん大切だと感じています。
ですが、それだけでは理想の踊りにならないことも事実です。
本当に上達するためには、テクニックに加えて「コツを掴む」ことが重要です。
社交ダンスにおける「コツ」とは何か、そしてなぜそれが上達に重要なのかについて書いていきたいと思います。
テクニックだけでは感じられない、コツを掴むことの重要性
社交ダンスは、ステップや姿勢、リード&フォローといった様々なテクニックから成り立っています。初心者の方は、まずこれらのテクニックを覚えることに時間を使います。もちろん、基礎となるテクニックを習得することは非常に大切です。
しかし、経験を積み徐々に踊れるようになってきたら、テクニックばかりに気を取られていると、どうしても動きが硬くなってしまったり、音楽との一体感が生まれなかったり、相手との呼吸が合わなくなったりといった問題が生じます。そこで重要になってくるのが、「コツを掴む」ということです。
社交ダンスにおける「コツ」とは?
「コツ」とは、単なるテクニックの応用や裏技のようなものではないと思います。
「コツ」とは、テクニックをより効果的に使うための、ちょっとした工夫や、意識の持ち方、身体感覚のことだと思います。
- 体の使い方:力みすぎない体の使い方、重心移動、軸の意識、筋肉の使い方、柔軟性、バランス感覚
- 感覚:フロア(床)へのシューズの着き方、音楽のリズム、パートナーとの一体感、空間認識、タイミング
- 意識:表現力、自信、楽しむ気持ち、集中力、イメージ
といった、目に見えない、言葉では伝えにくい、身体全体で感じる ものだと思います。
踊っている時に意識したり、感覚で踊っているときに、「こういうことか!」と感じたこと、それが「コツを掴んだ」瞬間だと思います。
社交ダンスにおいても、ステップを覚えるだけでなく、「どのように動けばスムーズに踊れるのか」「どのようにすれば音楽に自然に乗れるのか」「どのようにすればパートナーと心地よく踊れるのか」 といった、身体全体で感じる感覚であるコツを掴むことが、上達や気持ちよく踊ることに繋ががります。
身体全体で感じる感覚、音楽との調和、相手の動きとの調和、楽しい感覚 といった、感じる部分を「コツ」として捉えるといいと思います。
コツを掴むための具体的な方法
でコツを掴むためには、まずは、たくさん踊ることです。それに加えて、レッスンなどで、いろいろな例えや踊っている人が意識している点をについて知ることが必要になります。
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質の高いレッスンを受ける
- 具体的なイメージを交えながら説明してくれたり、生徒さん一人ひとりのレベルや理解度に合わせて、レッスンを進め、言葉を選んでくれたりする先生のレッスンを受けることで、正しいテクニックだけでなく、感覚的な部分についてもたくさん話しが聞けると思います。
- お客様(生徒さん)のイメージや、見たままの動きを再現しようとしている部分を客観的に指摘してもらい、改善点を見つけることも必要です。
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様々な種目を踊る
- 社交ダンスは、スタンダードとラテンというジャンルやそれぞれに多くの種目があるのでより多くの種目を踊ることで、体の使い方やバランス感覚、リズム感などのコツに気づきやすくなると思います。
テクニックとコツ、両輪で上達を目指しましょう
社交ダンスの上達には、テクニックの学びと、コツを掴むこと、この 2つの部分の融合が大切です。
テクニックは、知識として基礎的な部分で重要です。
コツは、うまく踊れるときの感覚を言葉にすることで、偶然ではなく、身にいて再現できるようになります。
テクニックを学び、反復練習することはもちろん大切ですが、それに加えて、体の使い方、感覚、意識 といった「コツ」を意識することで、社交ダンスをリラックスして楽しく踊れるようになると思います。
焦らず、諦めずに、テクニックに加えて、自分なりの「コツ」を見つけていきましょう。
「コツ」を掴んで、社交ダンスをもっと楽しく気持ちよく踊ろう
社交ダンス上達には、テクニックの習得だけでなく、「コツ」を掴むことが重要です。
上手に踊っている人たちは、体の使い方、意識、練習方法、姿勢、重心移動、体の軸など、さまざまな部分で「コツ」の重要性を感じていると思います。
「コツ」を掴むことで、
- テクニックが実践の踊りに繋がりやすくなる
- 上達しやすくなる
- 動きがスムーズで美しくなる
- 表現力が豊かになり、気持ちよく踊れて、楽しくなる
これからのレッスンや練習では、社交ダンスの「コツ」を掴むことを意識して取り組んでみてください。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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