具体的な助言ばかりでは上達できない
社交ダンスを楽に上手に踊れるようになるために
具体的なアドバイスだけでは難しいです。
立ち方のイメージ
音のとり方のイメージ
ロアーや体重移動のイメージ
リードとフォローの相手とのコンタクトのイメージ
などでは、具体的な説明よりも
抽象的だったり情動的な言葉からの
気づきや発見が多いように感じます。
社交ダンスでも
日常生活でも
ビジネスでも
はっきりしない説明やよく分からない表現は
だめ。非効率で良いアドバイスではないと思われがちです。
しかし
数字や筋肉、関節という物理的なことだけのアドバイスでは
自分の中の感覚を鍛えることができません。
「す~っと」
「シュッ、パッ」
「ぎゅーう」
とか
「頭を持ち上げるように」
「身体の軸からす~としなやかな線を感じて」
など、
はっきりしない、曖昧で
ぼんやりした説明を自分なりに考えイメージして
たくさんの「こうかな」「あ~かな」という
自分で考え、自分でやってみる
という試行錯誤に繋がります。
抽象的なアドバイスを理解しようとすればするほど
自分や相手の動きや状態を感じるセンサーの感度が上がると思います。
身体の感覚センサーだけでなく
頭の中のイメージや心の状態にも意識を持つことになります。
つまり
抽象的なアドバイスや説明は
良くないように感じますが、良いことが多いです。
自分で考え、自分で感じることに繋がります。
肉体的な動きではなく
気持ちや意識の状態の大切さを気づかせてくれることも多いです。
技術ややり方という
肉体的なことに加えて
相手に対して優しい気持ちで踊ったりという
頭や気持ち的な状態を加えることで
上手に踊れたり、上達につながると思います。
具体的なことだけのアドバイスだけに頼らず
抽象的なアドバイスも大切に聞くことが
社交ダンス上達につながると思います。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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