先生によって言うことが違う…?社交ダンスのアドバイス、どう受け止めるのが正解?

「あれ?前と言ってることが違う…」レッスンでの戸惑い、ありませんか?

社交ダンスのレッスンを受けていると、「あの先生はこう言ってたのに、今日の先生は違うことを言うなぁ」「前はこう教わったはずなのに、今回は逆のアドバイス?」と、戸惑ってしまう瞬間はあると思います。

一生懸命に学んでいるからこそ、アドバイスの違いに混乱したり、どれが正しいのか分からなくなったりすることもあると思います。

このようなことは、社交ダンスを学ぶ上で、多くの方が経験することであり、決してあなたが間違っているわけではありません。

むしろ、それはあなたが多くの情報に接している証拠であり、さらに深くダンスを理解するためのチャンスでもあります。

今回は、なぜ先生や状況によってアドバイスが異なるのか、そしてその様々なアドバイスとどう向き合っていけば良いのか、私たちヒロスとミスズの考えについて書いていきたいと思います。

なぜアドバイスは「さまざま」なのか? – 指導の視点と、あなたの「今」

アドバイスに違いが生まれるのには、いくつかの理由があります。

  • 理由① 先生の視点と経験: 先生方は、それぞれの経験や得意分野、そして指導哲学を持っています。
     私たちもそうですが、ある先生は、すべてのダンスに通じる普遍的な「基礎」を重視するかもしれませんし、別の先生は、音楽表現や「気持ち」の部分を大切にするかもしれません。
     また、最高峰の理想的な動きを伝える場合もあれば、今のあなたのレベルに合わせて段階的にアドバイスする場合もあります。 

  • 理由② あなた自身の「変化」: レッスンを受けているあなたのダンスレベルが上がったり、踊る目的が変わったりすることでも、アドバイスは変化します。
     例えば、最初は「楽しく踊ること」が目標だったのが、「もっと美しく見せたい」に変われば、求められる動きや意識も変わってきます。
     以前はOKだった動きが、次の段階では修正すべき点になることもあります。
     「前と言っていることが違う」と感じるのは、あなたが確実に上達している証拠なのかもしれません。

混乱を乗り越える第一歩 – まずは「素直にやってみる」心

「A先生はこう言ったけど、B先生は…」「前はこうだったのに…」 頭の中で色々なアドバイスがぐるぐる回り、結局どう動けば良いのか分からなくなってしまう…。
それでは、せっかくのレッスン時間がもったいないです。

そんな時、まず試していただきたいのが、その場で聞いたアドバイスを、一旦素直に受け入れて「やってみる」という姿勢です。

「ちょっと違う気がするな」「これで本当に良くなるのかな?」と感じても、まずは頭で考えすぎず、体を動かしてみましょう。

  • やってみて初めて分かることがある: 理屈では理解できなくても、動いてみることで「なるほど、こういう感覚か!」と腑に落ちることがあります。
  • 意外な効果を発見できる: 自分には合わないと思っていたアドバイスが、実は新しい感覚や動きやすさをもたらしてくれるかもしれません。
  • 先生との信頼関係が深まる: 素直に試す姿勢は、先生にも伝わり、より的確な次のアドバイスに繋がることもあります。

「違い」こそ学びのポイント! – たくさんの視点に触れるメリット

一つの考え方や、一人の先生のアドバイスだけが絶対的な正解ではないと思います。

社交ダンスのレッスンにおけるアドバイスには、多くの視点や伝え方、解釈が存在します。

だからこそ、異なる視点や情報に積極的に触れる機会を大切にするといいと思います。

  • 理解が深まる: 色々な角度からの説明を聞くことで、一つのテクニックや理論、考え方に対する理解がより立体的になります。「あの先生が言っていたのは、こういうことだったのか!」と、後になって繋がることもあります。
  • 自分に合った方法が見つかる: たくさんの情報の中から、「これは自分にしっくりくる!」「このやり方だと踊りやすい!」という、あなたに本当に合ったアドバイスや練習方法が見つかりやすくなります。
  • 「腑に落ちる」瞬間に出会える: 様々な情報に触れる中で、点と点が繋がり、これまで疑問だったことがスッと理解できる、「腑に落ちる」という嬉しい瞬間が訪れる可能性が高まります。

色々な先生のレッスンを受けてみたり、YouTubeを観たり、ブログを読んだり、あるいはダンス仲間と気軽に意見交換してみるのも、視野を広げる素晴らしい方法だと思います。

さまざまなアドバイスを楽しみ、自分が納得できる踊りをしよう!

社交ダンスのレッスンで受けるアドバイスは、本当に様々です。

時に混乱することもあるかもしれませんが、それはあなたが真剣にダンスに向き合い、上手くなろうとしている証拠です。

アドバイスの違いは、あなたを迷わせるためではなく、踊りやすくしたり、上手にしてくれるための「栄養」だと考えてみてください。

  • まずは素直に、面白がって試してみる。
  • たくさんの視点に触れることを楽しむ。

この2つの思考習慣で、様々なアドバイスを参考にし、楽しみながら、情報の中から自分に必要なものを選び抜いていくといいと思います。

これからも、たくさんの「?」や「!」に出会いながら、社交ダンスの学びを深めていきましょう!

今日も最後までお読みいただきありがとうございました。

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