「アンラーニング」で社交ダンスを新たな視点から学ぼう

アンラーニングを活用して成長と進化していこう

今日のブログでは、社交ダンスの上達と改善につながる一つの考え方として、「アンラーニング」の意識を持とう、ということついて書きたいと思います。

アンラーニングは「学んだことを忘れること」と「新しく学び直し」という考え方です。

では、なぜわざわざ「忘れる」必要があるのでしょうか?

それは、私たちが経験を積み重ねて、知識を深め、立ち方や組み方、ステップの理解度が深まるにつれ、初心者の頃に学んだテクニックや知識が現在の自分に最適でない場合があるからです。

初めてダンスを学び始めた頃、私たちは基本的なステップやルールを暗記することから初めます。

つまり、理解や相手との調整の具合などは、初心者の頃に暗記したアドバイスやテクニックが経験を重ねた現状では、適用できない場合があります。

しかし、上達と成長した時には、昔の自分の感覚ままでなく、今の自分にあった知識や技術を学ぼうという気持ちが大切になってくると思います。

また、「学び直し」は、基本動作やダンス用語など、以前と違った自分の技量にあった基礎やステップを学び直すことで、新しい理解に効果が出ると思います。

つまり、アンラーニングの2つの意味である「意図的に忘れる」ことと「学び直す」という意識を持って過ごすことは、自己成長と進化、上達のために有効な考え方だと思います。

 

古いパターンや初心者のときの理解を変えること

長年社交ダンスを踊っていくと、自分自身の立ち方、カウントだけでなく、相手との組み方やリード、フォローという相手と自分の関係における特定の動きやパターンを学んでいくという意識の変化が生まれないと踊りにくくなります。

つまり、経験や知識が増えたなかでも、初心者のときの自分自身の暗記や理解のまま、その動きが長期間にわたって固定化すると、相手と組んで新しいステップや難しいカウント、あるいは大きな踊りに対応するのが難しくなることがあります。

したがって、このときアンラーニングの考え方が役立ちます。

古いパターン、初心者や以前理解した内容を一旦忘れて、新しい感覚や動きを学び直し、理解や解釈を変化させることで、ダンスの表現力と可能性を広げることができると思います。

 

自分のカウントではなく音楽に頼って踊ること

社交ダンスは音楽にあった動きをすることが最終的な大きな目標です。

しかし、自分の中のカウントで踊ったり、自分の固定観念やイメージによって音楽よりも自分の動きを優先してまうことがあります。

たとえば、踊り始めは、123、や、2341、という数字やカウントでおどりだして、最後まで、心のなかで、カウントをいい続けながら踊るということです。

そうではなく、踊り始めたら、心の中のカウントから、流れている音楽のメロデイーに意識を持っていき、カウントにたよった踊りではなく、音楽やメロディーに頼った踊りにするといいと思います。

そうすることで、音楽の抑揚や、どのステップが強く大きなステップなのかも自然に表現できると思います。

 

新しい学びや解釈、理解を受け入れる意識が大切

自分の経験が多く長くなればなるほど新しいステップを覚える場面に遭遇したり、ダンス用語の新しい理解に気づく機会が増えます。

その時に、以前と違うことを言われたり、真逆に感じたりすることも多いです。

その時に、それらを新しい、もしくは、以前とちがうことを取り入れるためには、以前のやり方や理解を一旦忘れ、新しい学びを受け入れることが必要です。

このときにも、アンラーニングの意識を持っておくことで、のりよく、試しにやってみるということにつながり、その結果、自分の踊りが少しずつ成長、上達していくと思います。

 

社交ダンスをアンラーニングの視点から見直すことで、自身の成長と進化することができます。

新しいスキルを学ぶときには、以前の理解や踊り方を忘れたり、今の理解や踊り方を見直すことが、社交ダンスを踊りやすくすると考えておくといいと思います。

アンラーニングの考え方である「忘れること」と「学び直すこと」は、社交ダンスだけでなく日常生活でもビジネスでも役立つ考え方だと思います。

 

今日も最後までお読みいただきありがとうございました。

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