見ているようで、見れていない?「見る力」をレベルアップ!
社交ダンスの上達を目指す上で、レッスンや練習と同じくらい大切なのが、「上手な人の踊りを観察すること」です。
「上手な人の踊りを見て、真似してみようとするけれど、なかなかうまくいかない…」
「見ているはずなのに、細かい部分の違いが分からない…」
そんな悩みを抱えている方も多いと思います。
社交ダンスの上達には、「何を見るか」そして「どう見るか」という、「観察眼」を鍛えることが非常に重要です。この「観察眼」を磨くことで、あなたのダンスが変わる可能性が大きいです!
今日のブログでは、私たち(ヒロスとミスズ)が、長年の経験から培ってきた、「観察のコツ」について書いていきたいと思います。
「見る」は「真似る」ために大事!観察の3つのポイント
社交ダンスにおける「観察」は、上達に必要です。上手な人の踊りを、ただ「見る」だけでなく、「分析的に見る」ことで、自分自身の踊りに活かせるヒントがたくさん見つかります。
ここでは、効果的な観察のための、3つのポイントをご紹介します。
1. 見る「部分」を変えてみる:全体像から細部へ
まずは、「どこを見るか」を意識してみましょう。
もちろん最初は、「全体像」を捉えることが大切です。
- 全体のシルエットや雰囲気
- 踊りの流れや構成
- パートナーとの調和
などを、ざっくりと掴みましょう。
次に、「上半身だけ」、「下半身だけ」と、徐々に見る「部分」を絞り込んでいきます。
- 上半身: 頭の位置、肩のライン、腕の使い方、背中のライン、姿勢
- 下半身: 膝の使い方、歩幅、足の位置、足首の動き、重心移動、フットワーク
さらに、「細部」に注目してみましょう。
- 指先の状態
- 視線
- 顔の向き
- 首の角度
- 足の裏の回転の使い方
など、細部まで観察することで、自分が踊るときのヒントが見つかりやすくなります。
2. 「カウント」と「メロディー」で、動きを分解する
次に、「どう見るか」です。
ただ目で追うだけでなく、「カウント」を言いながら、または、「メロディー」を口ずさみながら観察してみましょう。
- カウント: 動きのタイミングや、リズムの取り方が、わかるようになると思います。
- メロディー: 音楽との調和、表現力、緩急の付け方などを、より深く理解することができます。
「カウント」と「メロディー」、両方、または、それぞれ別々に感じながら観察することで、ダンスをより分析することができ、自分の踊りに活かせる部分が見つかると思います。
3. 「お手本」を、徹底的に観察する
上手な人の踊りや動画の踊りを、何度も繰り返し観察しましょう。動画の場合、画面の上下を見えないように隠して見る方法を活用するのも効果的です。
見る時は、「しっかりと見る」ことが大切です。動かないで見る時間を作りましょう。
- どこに視線を置いているのか
- 内回り、外回りの移動をどうしているのか
- 男女の立つ位置や距離はどうか
など、細部まで、じっくりと観察しましょう。そして、「自分もこう踊りたい!」というイメージを、頭の中に持てるといいと思います。
「観察」で、踊りのイメージ「創造力」も鍛えられる!
たくさん見て、分析的に見ることで、「自分ならどう踊るか」「あんな風に踊るためには、どうすれば良いのか」という、「創造力」が湧くと思います。
自分ができる範囲の動きになるとおもいますが、「創造力」、よいイメージを持って踊るようにしましょう。できるできないという問題では、ないです。
見本や理想の踊りを「観察」する時間を増やす意識して、良いイメージと重ねながら楽しく踊っていきましょう!
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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