リード&フォロー、あなたは「伝達」派? それとも「同期」派?
リード&フォロー… ただ情報を相手に伝える、ただ相手の情報を受け取るという意識だけでなく、 相手と「同期」「シンクロ」すること を意識すると、もっと楽しく、タイミングがあった踊りになると思います。
今日は、そんな話をブログに書いていきたいと思います。
社交ダンスを踊る上で、 リード&フォロー はとても重要です。
「相手に的確に情報を伝えなきゃ!」
「相手の意図を素早く理解しなきゃ!」
そんな風に、 「情報伝達」 として捉えている方も多いのではないでしょうか?
もちろん、それも間違いではありません。
しかし、社交ダンスにおけるリード&フォローは、単なる情報伝達を超えた、もっと奥深い役割があると思います。
それは、 相手と「同期」 し、 「シンクロ」 する感覚です。
情報伝達ではなく「同期」!
例えば、ワルツの回転。
男性がリードをして、女性を回転させているように見えますが、
本当の意味で美しい回転が生まれるのは、二人の動きが 完璧に調和した時 です。
男性が回転の始まりを「伝える」のではなく、
二人が 同じタイミング で、 同じ方向 へ、 同じスピード で体重移動を行うことを目指したいですね。
もし、 一つの心で、一つの体で動いているかのような感覚 まで、達することができたら、達人レベルです。
これが、リード&フォローにおける 「同期」「シンクロ」 の感覚だと思います。
リードしている中でも、女性がブラッシュする部分では、女性のカウントを意識してリードすることも同期、シンクロするための一つのコツです。
シンクロ率UPで、ダンスが変わる!
リード&フォローを「情報伝達」ではなく、「同期」と捉えることで、
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よりスムーズな動き
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自然な一体感
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情報の(→)矢印の向きではなく=(イコール)の感覚
が生まれ、ダンスは、より一層、美しく、そして、気持ちよく踊るようになると思います。
ラテンでもスタンダードでも、特に二人のタイミングがピッタリと合うことは、難しく、常にズレが生じます。
完璧を求めすぎず、10回に1度ぐらい、いい感じにタイミングとバランスが一致すればいいという気持ちが大切だと思います。
相手の呼吸を感じて…
同期、シンクロを意識する上で大切なのは、 「相手を感じること」 です。
相手のわずかな体重移動、筋肉の緊張、呼吸のリズム…
全身の感覚を研ぎ澄まし、相手の動きに 同調 することで、自然と一体感が生まれます。
そのためには、特に、相手と接する手や腕に緊張感や硬い関節になっていないことが特に重要です。
腕の重み、適度な握りの圧力で、相手の体重移動が感じられるしなやかな手と腕の状態で相手を組むようにちょくちょく確認することが大切です。
社交ダンスだけじゃない! 日常生活にも役立つ「シンクロ」
この 「同期」「シンクロ」 の感覚は、社交ダンスだけでなく、日常生活やビジネスの場面においても、円滑なコミュニケーションを生み出すために、とても役立ちます。
例えば、
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相手の話を聞くときに、相手の呼吸やテンポに合わせると、より深く理解できる。
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相づちを打ち、相手が話しやすいように、調子を合わせること。
社交ダンスを通して、情報伝達ではなく、同期力を鍛えよう
社交ダンスは、心と体、そして、感性を育む、素晴らしいものだと思います。特に、常に二人で組んで踊るので、人との接し方について、踊りやその前後の会話でも学びが多いと思います。
社交ダンスの言葉を使わないリード&フォローを通して、相手との「同期」「シンクロ」を目指すことで、ダンスが上達するだけでなく、より豊かな人間関係を築くためのヒントも得られるはずです。
社交ダンスで学んだことを、それ以外の場面でも活用したり、自然と言動に現れるようになると良いと思います。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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