社交ダンス競技会から学ぶこと

競技会の第一印象: エネルギーと楽しさ

先日、アマチュアの社交ダンスの競技会を観戦する機会があり、多くの印象を受けました。

参加者たちの体力や持久力には驚かされました。

また、選手の皆さんのエネルギッシュで明るい姿勢は、私たち見る者をも楽しませ、明るい気持ちにさせてくれました。

社交ダンスの魅力を再確認する機会となり、私たちのレッスンにも生かしていきたいと思いました。

 

スタンダードダンスの技術面

スタンダードダンスを見て、フレームの硬さやゆるさに偏りある点が気になりました。

適度な筋力でのホールドづくりとバランスが重要であり、ホールドのフレームを整えることで、スッキリとした立ち方、組み方になるということを改めて感じました。

また、他のカップルとの重なりなども影響していると思いますが、足の動きがぎこちない場面もありました。

競技の社交ダンスなので、組んでいるお互いが、大きくステップし、移動しているので、ルーティンを完璧に覚えておく必要と、避けることで回転量や向きの多少の変化に対しても、ステップの正確性と滑らかさが重要と思いました。

パーティーやフリーダンスタイムと異なり、ステップの順番を覚えておくこととの大切さを改めて感じました。

 

ラテンダンスの表現力

ラテンダンスでは、特にヒップの動きが小さく、リズムに乗り切れていないケースや、体重がしっかりと乗り移っていない様子がみられ、踊りにくそうな姿が目立ちました。

私たちのレッスンにおいても、体重移動をしっかりと行うためにも、腰回りの動きを丁寧に伝える重要性を感じました。

競技会特有の緊張感が原因かもしれませんが、ルンバではステップの順番やポーズに意識が集中しすぎているように感じました。

そのため、もっと情熱的で艶やかに踊ることを意識できれば、競技の踊りの中でも自由に楽しく踊れるように思いました。

レッスンでも、カウントやステップの順番、形ばかりに意識が向くことなく、感情や抑揚、音楽の雰囲気に合わせて踊ることにも、注意していこうと感じました。

 

リードとフォローの大切さ

どの種目でも、リードが不明瞭であったり、フォローが遅れることが多かった印象があります。

自分の踊りをしっかりと行おうと、間違えないようにしようと思うことで、リードやフォローへの意識が弱くなってしまうと思います。

相手の表情や呼吸に注意を払うことで、相手の動きを感じ取り、より良いリード&フォローになることを、私たちのレッスンでも、しっかりと取り組んでいくようにします。

ただし、練習やレッスンでは、楽しむことを忘れずに、ダンスの質を高めていくことが重要だと思っています。

社交ダンスは、ただ技術を磨くだけではなく、相手とのコミュニケーションや表現の豊かさが求められるものだと改めて感じました。

今回の観戦で得た洞察を生かし、お客様(生徒さん)の社交ダンスの技術向上に役立つ情報、気をつけるポイントをしっかりとお伝えしていきます。

今日も最後までお読みいただきありがとうございました。

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