緊張を弱めて社交ダンスを楽しむコツ

緊張感を取り除く方法

社交ダンスを踊るとき、多くの人が直面する最大の障壁の一つが「緊張感」です。

この緊張感を上手にコントロールすることは、ダンスの場面だけでなく、ビジネスの場面でも、楽しむためだったり、IQを高く保つ上で重要です。

緊張は自身のパフォーマンスを低下させるだけでなく、ダンスの美しさを引き出す上でも妨げになり、想像力や視野を狭くし、思考レベルを下げてしまいます。

しかし、心構え一つで、この緊張感を軽減させることが可能だと思います。

 

「自信のある自分」を演じる

緊張しているときにも、「平気なふり」をして踊ることは、意外と効果的な方法です。

心や頭の中まで、自分をコントロールすることは、難しいですが、表面上は自信を持って踊っているように見せかけることで、実際に緊張感が弱まることが多いです。

表面上とは、顔、表情づくりと話すスピードや振る舞いのことです。

この「自信のある自分」を俳優のように演じるという行動やしぐさで、徐々に緊張感が和らぎます。

社交ダンスの場面に話を絞っていきますが、緊張すると、視野が狭まり、感覚が鈍くなります。

これは身体(筋肉や関節)だけでなく、頭(脳)のパフォーマンスにも影響を及ぼし、結果的にダンスの質が低下してしまいます。

特に、必要以上に大きく動こうとすると、その緊張は増すばかりです。

そこで大切なのは、踊りの大きさや正確性、キレの良さを目指すのではなく、表情づくりです。

優雅さやリラックスして音楽の雰囲気に乗っているという表情を保つことです。

 

緊張を受け入れてしまうという意識

緊張は避けがたい存在ですが、それを受け入れてしまうという意識も一つの方法です。

緊張感があるからこそ、集中できる、感覚が研ぎ澄まされると思い込むことで、時には緊張感から気合が入っているという積極的な気持ちに変わり、緊張という意識が弱めてしまうこともできると思います。

さらに、緊張を感じたときは、それを「今、自分が成長しようとしているから」とか、「頑張ろうとしているから」と捉え、自分自身に対する信頼というか、自分自身を応援するような意識にしてしまうことも良い方法だと思います。

不真面目で、いい加減でいいとう意識の中からは、緊張感は、生まれません。だから、緊張すること、それ自体は、状態としては、いい状態であるというところから、考え始めるといいと思います。

 

テクニックの発揮を邪魔する緊張を取り除く大切さ

テクニックを発揮しようとしたり、楽しく踊ろうとする前に、まずは、自分の緊張状態がどの程度かをチェックすることが大切です。

今自分がどの程度緊張しているかを知ることで、緊張感を取り除こうという解決への思考が回り始めるからです。

緊張しすぎていては、自分の実力が発揮できません。リードもフォローも固くなり手先の動きになり、体重移動を伴った身体全体で相手に伝えることができません。

テクニックを出し切るために、緊張を弱め、自信を持って踊ることで、良い踊り、楽しい踊りになります。

緊張は、社交ダンスを楽しむための大きな問題ですが、それを乗り越える思考の習慣は、社交ダンスの場面だけでなく、日常生活でも、ビジネスでも役立つはずです。

自信を持って、自分らしさを正直に表現すればいいんだ、という気持ちで踊り始めれば、緊張感が弱まった良い踊りになり、より楽しく、気持ち良い踊りになると思います。

緊張した状態は、そもそもいい状態です。しかし、その緊張の程度を確認することは、大切です。

そして、緊張を弱めるための思考は、まずは、表情を作ることから始めることです。

次回の社交ダンスを踊る時に、自分の緊張感の状態を意識してみてください。

今日も最後までお読みいただきありがとうございました。

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