スタンダードを踊るコツ:大きく魅せるための角度と回転
社交ダンス スタンダード種目(ワルツ、スローフォックストロットなど)で、フロアを大きく優雅に移動したいと思う方は、多いと思います。
その際、多くの方が「歩幅を大きく!」と意識しがちですが、実は 壁斜めと逆壁斜めの角度を浅く踊る ことで、より大きな移動を伴った踊りを表現しやすくなります。
角度を浅く踊るメリット
LODに対して、壁斜めと逆壁斜めの角度を浅く踊ると、同じステップでも、LOD(Line of Dance:ダンスの進行方向)に対して移動距離が大きくなり、結果として大きく踊れているように感じられます。
よくあるのが、壁斜めの移動は大きくても、逆壁斜めの際に中央に向かってしまい、LODに対しての移動が小さくなってしまうパターンです。これでは、せっかくの大きな移動が半減してしまいます。
外回り・内回りでの意識
LODに対して壁斜めと逆壁斜めを浅く踊るには、外回りのステップでは大きな移動が必要となり、内回りでは逆に小さく踊る必要があります。
特に 外回りでは、シューズの裏をしっかりと回転させる正しいフットワーク が重要になります。
スタンダードでもラテンでも、社交ダンスでは、シューズの裏の回転が重要です。
大きく移動して踊るためのポイント
- 壁斜めと逆壁斜めの角度を浅くする
- 外回りのステップでは、シューズの裏を利用した正しいフットワークを意識する
この2つのポイントを意識することで、歩幅を大きくしなくても、移動距離の大きい、ダイナミックな踊りを表現しやすくなるはずです。
社交ダンス スタンダードでは、歩幅だけでなく、進む角度と回転量を意識することが、大きく踊るためのコツとなります。
次回のレッスンや練習では、進む角度と回転量の2つのポイントを確認し、これまで以上に大きく移動し、そして美しい踊りを目指しましょう。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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