「せっかく覚えたのに忘れた」をなくす!効果的な学びの感覚とは?
社交ダンスのレッスンに通い始めたばかりの頃は、新しいステップやテクニックを覚えるのが、とても楽しいですよね。しかし、しばらくすると、
「あれ?先週習ったステップ、なんだっけ?」 「せっかく覚えたのに、もう忘れちゃった」
ということが、初心者だけでなく上級者でも、ちょくちょく経験することだと思います。
人間の脳は、覚えたことを時間とともに忘れてしまうようにできています。
これは、ドイツの心理学者、ヘルマン・エビングハウスが提唱した「エビングハウスの忘却曲線」でも示されている、有名な原理です。
今日のブログでは、間隔を空けずに繰り返しレッスンしたり、練習したり、学びと踊りの機会を短い間隔で行うことで、記憶の定着率が飛躍的に向上すること、について書いていきたいと思います。
週1回 vs 週2回、驚くべき「記憶」の差!
「エビングハウスの忘却曲線」によれば、人は、覚えたことを、1日後には約74%、1週間後には約77%、1ヶ月後には約79%も、忘れてしまうと言われています。
つまり、週に1回のレッスンだけでは、せっかく覚えたステップやテクニックも、次のレッスンまでには、ほとんど忘れてしまう可能性があります。
そこで、おすすめしたいのが、「週2回のレッスン」です。レッスン2回でなくても、レッスン1回、練習1回、など、踊る機会を週に2回作ると、上達に効果的です。
つまり、週2回のレッスンは、1+1=2レッスン分以上の効果があるということです。
例えば、週2回レッスンを受けることで、
- 前回のレッスン内容を、体が覚えているうちに復習できる
- 前回のステップと、新しいステップの、共通点を見つけ、関連付けて習うことで、よりスムーズに学べます。
といったことから、上達のスピードが、格段にアップすると実感できると思います。
それは、単にレッスン回数が2倍になる以上の、大きなメリットがあります。
他にも、前回のレッスンで習ったステップを、まだ体が覚えているうちに、もう一度、音楽に合わせて踊ってみることもおすすめです。
「間隔を空けない」反復練習が、記憶を定着させる!
なぜ、週2回のレッスンが、これほどまでに効果的なのでしょうか?
その理由は、「間隔を空けずに、繰り返し練習できる」からです。
人間の脳は、繰り返し触れた情報を、重要だと判断し、長期記憶として保存する性質があるそうです。
週2回のレッスンであれば、前回のレッスンから、それほど間隔を空けずに、「復習」と「実践」を繰り返すことができます。
この「短い間隔での反復練習」こそが、記憶の定着率を飛躍的に向上させ、学んだこと、踊ったときの感覚を定着させて、上達に繋がります。
無理なく、楽しく、続けられる!「踊り」の間隔を
もちろん、誰もが、週2回のレッスンを受けられるわけではありません。
しかし、大切なのは、「間隔を空けすぎずに、繰り返し練習する」という、踊る機会を増やすことです。
例えば、
- 週1回のレッスン+自宅での自主練習
- 週末など集中して、2回分の練習をする
- 2回分のレッスンを一度に受けてみる
- 週1回のレッスンに加えて、動画を見返して、イメージトレーニングをする
など、自分の時間を調整して、「無理なく、楽しく続けられる」踊る時間を作っていけるといいと思います。
社交ダンスは、知識やテクニックだけでなく、感覚なども忘れてしまうことは多いと思いますが、継続的に学んでいきましょう。
忘れてしまう分、その場その時の新しい感覚を楽しんだりして、気楽に、社交ダンスを踊っていきましょう!
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
コメント