ダンスを踊り出す前の身体と心の準備が大切
社交ダンスやツイストダンスを踊るときは、身体だけでなく心の準備が必要です。
ストレッチで身体をほぐしておくことだったり、日常の心情からダンサーとしての気持ちに切り替えることが重要です。
しかし、準備運動もせずに踊りだしたり、不安や心配や、日常生活の不安や心配なことを抱えたまま、音楽に合わせて踊ると、音楽にも乗れず、身体のキレも悪く身体もなります。
それでも、音楽とダンスが気持ちを明るくしてくれることを信じて踊りだすこと自体は、大切なことだと思います。
特に、相手と一緒に踊る社交ダンスでは、特に、相手を思いやるほど、踊り始める前の身体と心の調整が大切です。
社交ダンスラテンのリードとフォローの役割
社交ダンスでは一般的に、男性がリードし、女性がフォローするという形です。
男性は女性に方向性とタイミングを伝え、女性は男性のリーディングに従って動きます。
リードのフォローのタイミングを上手に踊るためには、相手の小さな動きを感じることが必要です。
そのためにも、心身共に準備をしておくことと、今その瞬間に相手や踊りに集中することが重要です。
リードする人もフォローする人も、それぞれの役割を理解し、その中で自分のできることを最大限に発揮しようという意識が大切です。
社交ダンスの楽しさは、このリーダーとフォローの間の無言のコミュニケーションによって上手く踊ることだと思います。
男性は、明確なリードを心掛け、女性は、リードを読み取り、それに応じて流れるように動くことが社交ダンスの難しさでもあり、楽しさだと思います。
リードは、次のステップを示すところまでが役割であり、その後までずっとリードを続けない、ということです。次のステップを示したら、そこからは、フォローしている女性が能動的に動くことだと思います。
ルンバダンスのホッキースティック:美しい動きのためのコツ
例えば、ルンバでホッキーステックを踊るとき、男性は女性にホッキースティックというリードを示したら、その続きの部分では、女性自身が、女性自身のタイミングとテクニックでスパイラルの動きを踊ることが大切です。
リードする役割とは、「ホッキースティックだよ」とステップを相手に伝える部分であり、フォローしている女性のステップ全体をすべてリードしようとすることではない、ということです。
男性が、「次のステップは、ホッキースティックだよ」とリードを示したあとは、女性が自分のバランスとタイミングでスパイラルの動きをすることで、キレの良い動きが生まれます。
男性が次のステップを示したあとそのステップ全体が終わるまでずっと、女性をリードしようとしては、良くありません。リードを示したあとは、女性自身のタイミングとバランスと勢いで踊れる状態にすることが重要だと思います。
ルンバのロープスピンのときも同じです。「ロープスピンだよ」とリードを示したら、あとは、女性の手を強く握り、リードを続けるのではなく、女性の手の動きに合わせて、男性の腕を動かすといいと思います。
それぞれのステップの全体の初めの30%は、男性がしっかりと次のステップを女性に示し、残りの70%は、女性が自身のタイミングと勢いで踊るといいと思います。
女性自身のバランスとテクニックで動いているは、男性は女性の動きに合わせて自分の体を動かすことで、女性の踊りが美しく、女性も踊りやすくなると思います。
2人で踊る社交ダンスは、相手への配慮のためにも、踊る前に、身体をほぐしたり、心を明るく、ダンサーとしての気分に切り替えて踊ることが重要だと思います。
男性のリードは、次のステップを示すこと、女性のフォローは、次のステップを理解したら、そこからは、女性自身でしっかりと動くことで、女性の踊りの邪魔をしないリードにつながると思います。
ヒロス流社交ダンスの楽しく踊るコツの話でした。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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