社交ダンスの踊りは「心地よさ」!社交ダンスをもっと楽に、長く楽しむコツ

「上手くなりたい!」その気持ち、とても素敵です。でも…

健康づくりや大切な趣味として社交ダンスを楽しんでいらっしゃる皆さんが、レッスンや練習を重ねる中で、「もっと上手くなりたい」「もっと美しく踊りたい」という目標を持つことは、とても自然で素晴らしいことです。

その向上心が、レッスンや日々の練習の励みになります。

私たちヒロスダンススタジオのレッスンでは、もちろん上達を目指すお手伝いをさせていただきますが、それと同時に「上手の前に、まず踊りやすく」という考え方も、とても大切にしています。

今回のブログでは、なぜ「踊りやすさ」を意識することが大切なのか、そしてそれがもたらすたくさんのメリットについて書いていきたいと思います。

「踊りやすい」って、どんな状態?

「踊りやすい」とは、一言でいえば、無理なく、バランスが取れていて、心地よく体を動かせる状態のことです。

肩の力がスッと抜けていて、呼吸が楽で、音楽に合わせて自然と体が動くような感覚、と言えるかもしれません。

逆に、「上手く見せよう」「美しく見せよう」という意識が強すぎると、体に余計な力が入ってしまったり、安定したバランスを崩してしまったりすることがあります。

「踊りやすさ」を大切にする4つのメリット

無理のない、心地よい「踊りやすさ」を追求することには、たくさんの良いことがあります。

  1.  怪我の心配を減らして、安全に楽しめる! 無理な動きや偏ったバランスは、膝や腰など、体のあちこちに負担をかけ、思わぬ怪我につながることも。
     「踊りやすさ」を意識することで、体への負担が軽くなり、安心して長くダンスを楽しむことができると思います。安全第一で楽しみましょう!

  2. 「楽しい!」が続くから、長く続けられる! 踊ることが心地よく、快適であれば、「また踊りたい!」という気持ちが自然と湧いてきます。
     辛い、苦しいと感じる時間が少なければ、モチベーションも維持しやすく、社交ダンスがより長く続けられる、よい趣味になると思います。

  3. パートナーとの息もぴったり!一体感が生まれる! ご自身がバランス良く楽に動けると、リードする側もフォローする側も、お互いの動きを感じ取りやすくなります。
     腕に頼った無理な力を使わずにスムーズに動きを伝え合えるので、二人のタイミングが合い、心地よい一体感のあるダンスが生まれやすくなります。

  4. 上達へのスタートライン! 安定したバランスや、力みのない自然な動きは、新しいステップや難しいテクニックを学ぶための、スタートラインになると思います。
     「踊りやすい」という土台がしっかりしているからこそ、その上に美しい表現や学んだ技術を使いやすくなります。

「踊りやすさ」を見つけるポイント

「踊りやすさ」を大切にするためには、レッスンや練習で次のようなことを意識してみてはいかがでしょうか。

  • 立ち方・組み方・ステップの基本に立ち返る: 時には難しいステップから離れて、基本の姿勢やウォーク、体重移動などを丁寧に確認してみましょう。
  • リラックスを心がける: 深呼吸をしたり、肩の力を抜いたり。形よりもストレッチ感や感触を大事にするといいと思います。
  • 自分の体の感覚センサーの感度アップ: 「この動き、どこか無理していないかな?」「力んでないかな?」と、ご自身の感覚を大切にしましょう。

「踊りやすさ」という土台の上に、知識やテクニックを乗せていこう!

もちろん、「理想の美しい踊り」や「キレのあるシャープな動き」を目指すことも、ダンスの大きな楽しみの一つです。

しかし、その前に、まずはご自身にとって「踊りやすい」「心地よい」と感じられる状態を見つけ、大切にしましょう。

「踊りやすい」「心地よい」と感じられる状態が、結果的にあなたのダンスをより美しく、より上達させ、そして何よりも、社交ダンスを長く踊り、楽しめるポイントだと思います。

「踊りやすい」「心地よい」と感じられる状態という安定した土台があれば、学んだテクニックや知識も、よりスムーズにやってみることができるはずです。

これからも、「踊りやすさ」を大切に、楽しく、そして気持ちよく、社交ダンスを続けていきましょう!

今日も最後までお読みいただきありがとうございました。

コメント