動きの全部をリードするのではない
社交ダンスは、二人で踊るので、リード(通常男性)とフォロー(通常女性)の間のバランスが重要です。
多くの男性やリードする人が直面する一般的な誤解は、女性のステップや動きを全てコントロールする必要があると考えがちであるという点です。
しかし、次のステップを示すリードと、踊り全体をリードするという2つのリードがあるということを意識してもらいたいです。
今回の記事では、リードの役割と、フォロワーが自身のバランスとタイミングで踊ることの重要性を書きたいと思います。
リードとフォローの役割の理解
社交ダンスでは、リードとフォローの間には、身体や腕の動き、手などの接触、そしてボディーの動きと視線によって伝えられます。
リードの役割は、フォローする相手(女性)に次のステップへの「準備をさせる」、「伝える」ということが重要です。しかし、これはリードがフォロワーのすべての動きを制御すべきだという意味ではありません。
フォロワーの自立性の重要性
特にラテンダンスに見られるように、女性が独自のバランスとタイミングで動くことが求められるステップもあります。
このような女性自身のバランスとタイミングで踊るステップにおいて、リードは、女性に次のステップを「示す」だけで十分であり、その動きをコントロールしようとするべきではないと思います。
例えば、ルンバのアンダーアームターンやスポットターン、ジルバのアメリカンスピンなどがこれに該当します。
これらのステップでは、男性がそのステップの全体だったり、回転の勢いやタイミングを強くリードすることなく、そのステップへの入りやごく初めの部分だけをリードという意識が男女ともに必要だと思います。
相手と気分良く踊るために
社交ダンスの楽しさと安心した踊りは、二人の調和から生まれます。
これを実現するためには、リード(男性)とフォロワー(女性)の間で明確なであるが非言語のコミュニケーションが必要です。
リードは女性の動き、特にタイミングを尊重することが重要です。
同時に、女性自身もリードに過度に依存せず、自らのタイミングとバランスを信じて積極的に動くことが大切だと思います。
リードのバランスと女性自身の動きが大事
社交ダンスは、リードとフォローのバランスによって成り立っています。
しかし、リードが全てをコントロールしようとするのではなく、女性自身のバランスとタイミングで踊るステップもあることを認識しておくことが重要です。
次のステップを示すリードと、踊り全体をリードするという2つのリードがあるということ。
女性がリードに合わせてフォローする部分と女性自身の自らのタイミングとバランスで踊る部分があることを確認してみましょう。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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