体験から理解への学び方の変化
社交ダンス、日常生活、ビジネスの分野で成長と上達を継続していくためには、自分に最適な学び方を見つけることが非常に重要だと思います。
同時に私たちヒロスとミスズにとっては、お客様(生徒さん)にあった伝え方が同じように重要になります。
今回のブログ記事では、5つの学び方を紹介し、それらが社交ダンスの学びだけでなく、人に教えるときに活用できると思います。そんな内容を書きたいと思います。
体験ベースの学習:実践を通じた理解の深化
- 実践と経験の重視:社交ダンスでは、実際のステップや動作を通じて動きを覚えることがスタートラインです。これは日常生活やビジネスにおいても同様で、実践、行動、体験を通じて得た経験は、理論や知識よりも、まず先に、その回数を増やすことが大切だと思います。
- 直感と反復学習の活用:難しく考えず、見様見真似で、自分自身の直感を信じて動いてみることで、身体的な感覚を学ぶことができると思います。
また、同じステップを繰り返すという反復運動は、一つの動きを自然と身に付けることができるようになるはずです。
感情ベースの学習:感情を通じた豊かな表現
- 感情の表現:感情を動きやカウントの取り方に込めることで、表現力を高め、自分が楽しいだけでなく、観てくれている仲間にも楽しく踊っているねという印象を与えることができると思います。
また、踊りの経験が長くなれば、組んでいる相手とそのステップ毎の感情を共有することで、より豊かな表現が可能になりますが、これは、高度な話ですので将来的に目指しましょう。
理屈ベースの学習:論理的な理解と問題解決
- 論理的思考:原因と結果を理解し、技術の向上と学びに役立てていくという学び方です。原因としては、その動きやステップの基礎と基本の完成度の高さを学ぶことになると思います。
基礎と基本が正しくできているかということ、物事を分解する力も必要になりますが、これはビジネスや日常生活の中でも、問題解決に基づいた成長、上達への学び方になります。
理論ベースの学習:知識の深化と批判的思考
- 理論の習得:ダンスの背景にある理論や歴史を学ぶことで、より深い理解に繋がります。それぞれの種目が生まれた歴史、ルンバが生まれた背景や、パソドブレの男性の動きの意味、ワルツのホイスクのステップが生まれた意味など、歴史や種目やステップの中にある物語的な要素を学ぶことも大切な学び方だと思います。
- 批判的思考:理論的な学びでは、良い動きを目指すためだけでなく、うまくできていなこと、失敗の原因を明確にするという、やや否定的な要素を正直に言葉にすることで、効果的な解決策への取り組みと学びが可能になると思います。
創造性ベースの学習:イメージしながら学ぼう
- イノベーション:自分で考えた、新しいアイデアややり方を試すことも大切です。教えてもらったことを思い出しながら、暗記するかのような学び方も必要ですが、自分で試行錯誤してやってみることも重要です。そこから、自分なりの練習方法や、自分なりの感覚を作っていくという学び方です。
- イメージ:先生や仲間だったり、動画などの人の踊りを、たくさん観ることからインスピレーション(直感やひらめき)だけでなく、その踊りを強くイメージして、その動きに自分の動きを重ねながら踊れるようにすることも大切です。
事前に良いイメージを頭の中にしっかりと描けるところまでイメージをするという学びも思っている以上に大変なことですが、挑戦してみてください。
ヒロスダンススタジオの社交ダンスのレッスンにおいても、お客様(生徒さん)にあった学び方がこれらの中でどれが適切かを意識しながらレッスンを進めています。
ヒロスダンススタジオでは、広く浅くたくさん踊ってもらう「体験」から、一部分を深く理解する「理論」へと、ゆっくりと段階的にレッスンを進められるように工夫しています。
また、お客様(生徒さん)自身が、好きな種目や得意な種目から学び始めることで、他の種目の学びも効率的になると考えています。
社交ダンスだけでなく、日常生活やビジネスの中でも、これらのさまざまな学び方を組み合わせることで、より深い理解とテクニックの向上、成長へとつながると思います。
今回の5つの学びの視点を、教える側に切り替えることで、カップルや他の人へのアドバイスを行うときにも、役に立つといいと思います。
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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