後悔は、成長意欲の表れ
社交ダンスは、ペアで踊るからこそ、リードやフォローを「もっと上手く踊りたい」という強い気持ちが生まれやすいと思います。
それは、上達への原動力になる一方で、後悔という気持ちになることにもつながります。
競技会はもちろんのこと、普段のレッスンや練習、ダンスパーティーでも、「他の人と比べてしまう」「理想の自分の踊りができなかった」と悩んでしまうことは、誰にでも経験したことがあると思います。
今回のブログでは、後悔を最小限に抑え、社交ダンスをより楽しく、より充実したものにするためのヒロス流の心の持ち方について書いていきます。
競技会後の後悔:理想と現実のギャップ
競技会は、練習の成果を発揮する場であり、自分の実力を試す絶好の機会です。
しかし、だからこそ、自分の理想通りに踊れなかったときには、大きな後悔を感じてしまうかもしれません。もちろん、競技会が終わったスッキリ感、充実感が大きいとは思いますが。
それでも、「もっと練習しておけばよかった」「あの時、こうすれば良かった」
そう思うほど、後悔は大きくなってしまいます。
自分の踊りへの期待と現実とのギャップ、他のカップルとの比較から生まれる「後悔」の感情は、自然と湧いてきてしまうものでもあります。
レッスンや練習後の後悔:完璧主義という思考
競技会だけでなく、レッスンや練習、パーティー後にも後悔を感じてしまうこともあると思います。
「あれだけ練習したのに、どうして上手くできないんだろう」
そう感じてしまうのは、真面目に取り組んでいる、頑張っている証拠でもあります。しかし、自分を追い詰めてしまうことにもつながります。
理想を高く持つことは悪いことではありませんが、完璧を求めすぎるあまり、目の前の楽しさを見落としてしまうことになります。
後悔を低減ための3つの心の持ち方
後悔を小さくし、より楽しく社交ダンスを踊るためには、以下の3つの考え方があると思います。
1. 「今の自分」を受け入れる
まずは、今の自分の実力と踊りを、ありのまま受け入れることが重要だと思います。
理想通りに踊れない時、他の人と比較して落ち込んでしまう時、そんな時は「これは、今の自分の姿」と、そのまま自然に受け入れればいいです。
完璧なダンスを目指すのではなく、今の自分なりの成長と上達を実感することに意識を向けてみてください。
そのため、私たち(ヒロスとミスズ)は、お客様(生徒さん)の上達した部分や良い点をしっかりと見つけ、伝えることを常に心がけています。
2. 「足るを知る」という心の余裕
現状に満足することを「足るを知る」と言いますが、これは決して、成長を諦めるという意味ではありません。
今の自分に一定の満足感を持つことで、踊った後の後悔を小さくし、次へのレッスンや練習に前向きに参加する気持ちになると思います。
社交ダンスは、長期にわたるレッスンと練習を楽しむものです。
社交ダンスには難しい部分も多いため、焦らず、ご自身のペースで一歩ずつ成長していくことを楽しんでいただきたいです。
3. 理想のダンスに向かって、一歩ずつ各自のペースで進めること
後悔を完全に無くすことは難しいです。
しかし、どうしても感じてしまう後悔の気持ちをバネにして、前に進んでいくことが大事です。
「次は、こう踊れるように頑張ってみよう!」と、前向きな気持ちで、理想の踊りに向かって努力を続けていくことで、少しずつ上手に踊れるようになっていきます。
焦らず、無理せず、じっくりと、自分自身のペースで、理想のダンスを目指していきましょう。
後悔のない社交ダンスを楽しもう!
社交ダンスを長く続けていれば、必ず、踊りが上手くなります。
そして、上達だけでなく、心身ともに健康になることができます。
この記事で書いたヒロス流の考え方、3つの心の持ち方を意識しながら、焦らず、ご自身のペースで社交ダンスを楽しんでください。
踊りを通して後悔ではなく、喜びと達成感を感じ、社交ダンスを通して豊かな人生を送っていきましょう。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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