ダンスの質を変える心理的アプローチと身体のリラクゼーション

心と身体のリラックスが踊りを変える

社交ダンスは、筋肉と体力を主とした運動だけでなく、心理的な要素、考え方が非常に大きな役割を果たしています。

経験や技術レベルに関わらず、さまざまな状況から身体的緊張や心理的緊張が生まれてしまい、いつも通りのパフォーマンスを大きく制限してしまいます。

身体と心理的な緊張は、きれいなホールドを作る意識や不安を感じている時に特に起こると思います。

筋肉や関節といった身体と心理的な面で、リラックスした状態で踊れないということが、少なくなるといいと思います。

社交ダンスでよく見られる緊張の一つに、手や肘、肩の固さがあります。また、唇がぎゅっと閉じて呼吸を止めてしまったりすることがあると思います。

リードとフォローで大切な手、手首、肘、肩という肩から指先までの部分は、リラックスして動かすことが非常に重要です。

踊る直前に手首や肘、肩の関節をゆっくりと動かして伸ばすことは、分かっていていても、実際には、実行に移してやっている人が少ないように感じます。

踊る前の、ちょっとしたストレッチは、全体のリラックスにつながります。

腹筋や首まわりの適切な筋肉の緊張は大切ですが、手首や肘、肩の部位の緊張を和らげることで、より自然で相手のリードとフォローを感じやすくなります。

また、手の握りや腕が固くなっていることに、自分で気づけるように、踊り始めの自分自身のチェック項目に加えておくといいと思います。

社交ダンスを美しく、また気持ちよく楽しく踊るためにも、肉体的な技術だけでなく、心理的な状態を整えておくことがとても重要です。

緊張を感じたときは、「楽しむこと」に意識を向けることが効果的です。例えば、「社交ダンスを楽しもう」と口ずさむことで、無意識的に、心身の緊張が緩み始めると思います。

このように、ポジティブな自己対話、心の中で楽観的で肯定的なことを心がけることで、自然と緊張が和らぐはずです。

心身の緊張を緩めて、楽しく踊れるように、緊張を緩めるための手順や意識も身につけていけるといいと思います。

テクニックを実行する具体的な肉体的な動きには、限界があると思います。

テクニックに加え、踊りに対する考え方や意識の変化がダンスの質をよくする重要なポイントです。

心理的な取り組みによって、肉体的な緊張を取り除いて踊ることに重点をおいてみましょう。

手、手首、肘、肩などの身体の緊張が少なくなるだけで、見た目だけでなく、感じるダンス、楽なダンスに変わっていくと思います。

今回のブログで、身体の動かし方だけでなく、考え方や意識の重要性を理解し、実践していただければと思います。

強い緊張を取り除いて、楽しみながらダンスを踊っていきましょう。

今日も最後までお読みいただきありがとうございました。