タンゴの醍醐味、キレのある動き
社交ダンスの中でも、情熱的で力強い動きが魅力のタンゴ。
その魅力を最大限に引き出すためには、ボディコントラストを意識することが重要です。
今回は、タンゴのキレのある動きを表現するための、ボディコントラストの活用法について書いていきたいと思います。
*力強い動きとキレは、力が入っているわけではなく、思っている以上にリラックスしています。
シンプルなステップで、キレを実感することが大事
タンゴのキレのある動きを身につけるには、まずはシンプルなステップで練習し、感覚を掴むことがとても大切です。
具体的には、ウォーク、リンク、クローズドプロムナード、バックコルテ、ウォーク、リバースターン、ファイブステップなどのステップがおすすめです。
これらのステップを、カウントを声に出したり、心の中で数えたりすることなく、音楽を感じながら踊ってみましょう。
キレは一瞬の表現ではない:その数歩前からの動き全体の準備がコントラストを生み出す
タンゴのキレは、キレを表現するその一歩を鋭く動かすことではありません。
キレを表現するステップの手前の数歩の「溜め」、つまり、リンクやクローズドポジションの最後の一歩に向けた動きから、一気にキレのある動きに移行することで、より効果的なコントラストを生み出すことができます。
つまり、キレのある動きをする瞬間だけを意識するのではなく、その前の動きからキレを生み出す準備をすることが重要ということです。
音楽を感じ、内面から表現しよう
ただ表面的な動きをマネするのではなく、音楽を心で感じて、内面からの感情や情熱を身体全体で表現してみましょう。
例えば、キレを出す部分では、呼吸を「シュッ!」や「ハッ!」と声に出してみるといいと思います。
ただし、両腕の力任せに動くのではなく、小さな可動範囲で良いので、「キレ」を意識することがポイントです。
「キレ」を出すためには、力を抜いておくことが重要です。
濡れた手の水を振り払うとき、自然と手首や指の力が抜けているように、タンゴのキレも、力まずにリラックスした状態から生まれるものです
静と動のコントラスト:メリハリのあるタンゴを
心の中で「スーッ」と静かに移動する部分と、「パッ」とキレのある動きを表現する部分を明確に意識することで、メリハリのあるタンゴを踊ってる感じを楽しめると思います。
キレを出す前の動きは、しっかりと丁寧に動くことで、タンゴのボディコントラストがより際立ち、表現力豊かなダンスになると思います。
音楽を楽しみましょう:自分らしいタンゴを踊ろう
社交ダンスには様々な種目があり、それぞれの種目の音楽があります。
タンゴの情熱的な音楽を感じ、内面から表現することで、気分良く楽しいタンゴを踊ることができるはずです。
自分らしく、かっこよく、そして楽しく、タンゴを踊りましょう!
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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