「回しすぎ」ていませんか?あなたのリード、見直してみましょう
社交ダンスのスタンダード種目において、男性のリードは、女性を美しく、そして快適に踊らせるために、たくさん学び、身につけることが大切です。
今回は、スタンダードのリードでよくある間違いである、「上半身の使いすぎ」について書いていきたいと思います。
今回は、タンゴを例に、男性が注意すべき上半身の使い方を徹底解説します。
この記事を読めば、あなたのリードは改善され、パートナーとのダンスがもっと楽しくなるはずです!
タンゴ:PPからのクローズドプロムナード、落とし穴は「4歩目」!
タンゴのPP(プロムナード・ポジション)からクローズドプロムナードに入る際、特に注意すべきは、「最終歩(4歩目)」です。
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よくある間違い:
- 女性の向きを大きく変えようとするあまり、男性が上半身を回しすぎてしまう。
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正しいリード:
- 女性は3歩目で既に方向転換を終えているため、男性が4歩目で上半身を回す必要はありません。
- むしろ、上半身を回してしまうと、女性は非常に踊りにくくなります。
- 男性は、足を揃える4歩目では、上半身を回さず、安定した姿勢を保つことが重要です。
タンゴの4歩目は、女性を無理に回転させるのではなく、「そっとエスコートする」ようなイメージでリードすることが大切です。
タンゴウォーク:上半身は「回さない」が基本!
タンゴウォークでも、男性の上半身の回転が目立ってしまうことがあります。
CBMP(コントラ・ボディ・ムーブメント・ポジション)やサイドリーディングといったテクニックもありますが、基本的には、上半身の過度な回転は避けるべきです。
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CBMPやサイドリーディングの注意点:
- これらのテクニックは、上半身の回転を伴いますが、あくまで「結果として」回転が起こるものであり、「意図的に」回すものではありません。
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意識すべきポイント:
- タンゴウォークで安定したホールドとリードを実現するためには、上半身の過度な回転よりも、正確な体重移動と足の使い方が重要です。
「上半身は、下半身の動きについてくる」
多くの上手な男性がイメージしていることは、「上半身は、下半身の動きについてくる」ということです。
つまり、上半身を意識的に動かすのではなく、下半身の動きに自然とついてくるようにすることで、よりスムーズで女性が踊りやすいリードになります。
スタンダード全般:男性は「腰でリードする」意識を持とう!
タンゴに限らず、スタンダード種目全般において、男性は「女性をリードしよう」とする意識が強すぎるあまり、上半身を回しすぎてしまう傾向があります。
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意識改革:
- 「上半身は回さず、腰だけを回す」くらいの感覚で踊ると、女性が踊りやすくなります。
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覚えておきたいこと:
- スタンダード種目における男性のリードでは、不必要な回転はもちろんのこと、意図的な過度な回転は不自然な動きになります。
- 腰の回転やフットワークなど、下半身の動きから自然に生まれる上半身の動きを意識することで、リードのテクニックを向上させることができます。
上半身は「安定」、下半身で「リード」!
社交ダンスのスタンダードにおける男性のリードでは、上半身の過度な回転は、
- リードを損なう
- バランスを崩す
- ホールドを不安定にする
など、様々なデメリットを生み、結果として女性が踊りにくくなってしまいます。
ぜひ、今回ご紹介したポイントを意識して、
- 上半身は「安定」させ
- 下半身で「リード」する
ことを心がけてみてください。
次回社交ダンスを踊る時、女性パートナーとのダンスがもっと楽しく、もっと快適になるはずです!
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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