カウントの捉え方を少し変えるだけで、踊りやすさが大きく変わります
社交ダンスにおいて、カウントの「声の出し方」や「捉え方」を少し工夫するだけで、身体の動かし方は驚くほど変わります。
なぜなら、頭で意識し声に出したリズムは、そのまま身体の自然な動きに直結するからです。
今回は、ヒロスダンススタジオのレッスンでも大切にしている、ルンバのカウントを3つの段階に分けてお伝えします。ステップを覚えたい初心者の方から、より美しく表現したい上級者、熟練者の方まで、ご自身のペースに合わせて取り入れてみてください。
第1段階:ステップを確実に覚える「2、3、4」
ルンバを習い始めたばかりの頃や、新しい足型を覚えるときは、実際に足を動かすタイミングだけを「2、3、4」と声に出す方法がとても役立ちます。
この段階で大切なのは、カウント「2」をはじめ、ステップする瞬間に「足を床に置くだけでなく、しっかりとご自身の体重を乗せること」です。これにより、ぐらつかない安定した踊りの基本が身につきます。足をいつ動かすかが明確になるため、動きの迷いも少なくなります。
この数え方で足の動きに慣れてきたら、動きをよりなめらかにするための次のステップへ進む良い機会です。
第2段階:豊かな表現力を引き出す「2、3、4、1」
足の動きに少しゆとりが出てきたら、あえて足を動かさないカウントである「1」や「3」を声に出してみます。
特にこのカウント「1」は、単なるお休みではなく、次に美しく動くための準備をする大切な時間です。
カウント「4」から「1」にかけて、足は動かさずに、もう一方の足に体重を移動したり、ヒップをゆっくりと動かしたり、一緒に踊る相手との自然な繋がりを感じたりします。
「1」の時間を意識することで、次の「2」へ向かうためのしなやかな動きが生まれ、ルンバ特有の洗練された雰囲気が自然と引き出されます。
第3段階:究極のなめらかさを味わう「2&、3&、4&、1&」
さらにルンバらしさを深め、途切れることのないなめらかな動きを目指す段階です。
音楽の裏側にある細やかなリズムを感じるために、「&(エンド)」という半拍のタイミングを取り入れます。
カウント「2」や「4」のカウントで足のシャープな動きを見せ、その直後の「&」や「1」「3」といった足を動かさない瞬間に、身体(骨盤の動きや体重の移動、膝の伸縮)をコントロールします。
脚の動きと身体のコントロールが交互に連続することで、音が一切途切れない、ルンバらしい表現へと繋がっていきます。女性の場合は、「4」から「1」にかけてしっかりヒップを沈めて次の「2」に備えることが、美しいルンバの表現方法となります。
ご自身の課題に合わせて、音楽を楽しむ練習を
レッスンやご自宅での一人練習の際に、ご自身の今の状態に合わせてこの3つのカウントを使い分けてみてください。
「足を動かさない時間に、いかに身体を使って次の準備をするか」を感じられるようになると、ルンバはもっと踊りやすく、そして楽しくなります。
ヒロスダンススタジオでは、お一人おひとりのペースを大切に、心と身体が喜ぶ社交ダンスをお伝えしています。
これからも、楽しく踊りながら健康的な毎日を一緒に過ごしていきましょう。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
