完璧を求めず、楽しい社交ダンスを!70点の継続が、100点につながる

100点を目指してばかりが、良いわけではない

社交ダンスを踊る時、あなたは何点を目指していますか?

「完璧に踊りたい!」「ミスなく、美しく!」…って思いがちです。ちょっとした失敗やうまく行かないと「ダメだ」と感じてしまうことがあります。

しかし、常に100点満点を目指すことが、かえってコンタクトしている手を強張らせてしまったり、リラックスして踊る、楽に踊る際に感じる、楽しさを少なくしてしまっているかもしれません。

特に、社交ダンスは、二人で踊るものです。

自分一人が完璧でも、パートナーとの息が合わなければ、良い感じの踊りにはなりません。

例えば、スピンターンやコントラチェックなどは、10回に1度しか味わえないような、瞬間的な100点の動き、爽快感や息の合った動きは、なかなか実感できません。

速い動きのサンバのプロムナードランや、パソドブレの男女の入れ替わりなどは、10回ではなく、20回に1度ぐらいしか、自分なりの高得点を実感できていないのではないかと思います。

今日のブログでは、「完璧主義」を手放し、リラックスして踊ることのコツやメリットについて書いていきます。

社交ダンスは、二人で踊るので「70点で良しとする」

社交ダンスで大切なのは、相手がいるので、自分自身の踊りやカップルとしての踊りの「完璧さ」よりも「調和」を感じながら踊ることが大切です。

100点を目指すのではなく、まずは「70点」を目指して踊るようにしてみましょう。

目標は、70点の出来栄えで、コンスタントに踊ること。

そして、その「70点の動きのなかで70点の調和」が、達成できた時に、時々、瞬間的な100点を感じれる時が生まれると思います。

70点ではなく、100点を目指して踊ると、例えば

  • 相手と触れている部分の筋肉がこわばり、リードやフォローを感じ取れなくなる
  • 自分の動きに集中しすぎて、音楽との一体感を失ってしまう
  • ミスを恐れるあまり、踊りやすさを生むアクセントや表現力が乏しくなる

これでは、せっかくの社交ダンスの踊りが、ぎこちないものになってしまいます。

「70点の継続」が、「100点」へ導く

社交ダンスに限らず、日常生活やビジネスにおいても、完璧主義は、時に、私たちを苦しめます。

「100点か、0点か」「良いか悪いか」「この方法しかない」という極端な思考は、心に余裕をなくし、本来の力を発揮することを妨げてしまいます。

大切なのは、完璧」を目指すのではなく、「今の自分にできる、70点を、コンスタントに出し続けるということだと思います。

  • 難しいステップは、完璧にできなくても、まずは流れを止めずに踊りきる
  • ミスをしても、すぐに気持ちを切り替えて、次の動きに集中する
  • 相手と一緒に、お互いの「70点」を認め合い、尊重し合う

こうした、「70点の継続」が、やがて、「100点の結果」、を感じる機会を生み出すと思います。

肩の力を抜いて、もっと自由に、もっと楽しく!

社交ダンスにおいては、「70点でいいんだ」と思うことで、心に余裕が生まれ、リラックスして踊れるようになります。

そして、そのリラックスした状態こそが、自分自身の本来の踊りを引き出し、気持ちよく納得感をえた踊りを生み出すはずです。

次回のレッスンや、社交ダンスを踊る際には、ぜひ、「70点の継続」を意識して、踊ってみてください。

その中で、ふと訪れる「100点の瞬間」を、思いっきり楽しんでくださいね!

社交ダンスだけでなく、日常生活やビジネスの場面でも「70点の継続」と、そこから時々生まれる感じられる「自分なりの100点」を、見逃さないようにしていきましょう。

今日も最後までお読みいただきありがとうございました。

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