頼み頼まれる姿勢で二人のダンスを変える

お互いに相手の動きを感じて声に出すことの重要性

社交ダンスは、個々のスキルを磨くことも大切ですが、それ以上に組んでいる相手とお互いに意見や感想を伝え合うことが大切です。

自分自身の踊りの状態を確認するだけでなく、「ここを変えてほしい」「ここをこやっているので踊りにくく感じる」など組んでいる相手の状態を確認することが必要です。

特に、自分自身だけではカップルとしての踊りを改善できない部分や、自分では対応できない部分を相手に”依頼すること”の重要性を認識しましょう。

また、逆に相手から「こうしてほしい」という依頼を受けることも、共に踊りを改善し、二人で楽しく、上手に踊るための重要なことだと思います。

 

依頼する勇気と受け入れる素直さ

二人で踊る動きを、自分で修正できないことも多いです。

そんなときには、パートナーに依頼する必要があります。

相手に「こうしてほしい」などといった依頼(お願い)をすることは、カップルがともに快適に、そして楽しく踊るために不可欠です。相手の役割だったり、相手の動きを改善してもらいたいことの多くは、自分にはどうすることもできないことも多く含まれます。

二人で踊る社交ダンスは、相手への依頼と相手からの依頼を繰り返すことで、お互いに踊りやすくなっていきます。

 

四つの視点から見る協調性の構築

相手に改善を依頼すること、そして自分も相手からの依頼を受けることは、4つの視点からカップル全体を捉えることを可能にします。

・自分自身への修正依頼
・相手から自分への依頼
・自分から相手への依頼
・相手が相手自身への依頼

ということです。

相手と自分それぞれができる個人の改善や組んでいる前提での改善を見つけて、こうして、あ~してと相手に求める改善を通して、カップルとしての人間関係も深まると思います。

互いに理解と信頼を持ちながら、自分だけでなく相手にも”依頼すること”働きかけることで、より幅広い視点から自分たち二人の踊りの改善点を見つけ、問題を解決できると思います。

 

依頼(お願い)することから初めて良い

自分の範囲内でできないこと、そして相手の範囲内で可能なことを互いに依頼する。この前提を共有することで、お互いが安心して、頼むという行為に対する抵抗感を取り除くと思います。

また、相手に依頼(お願い)して、相手が努力しているから、自分自身も頑張ろうと意識にもさせてくれます。

相手に依頼(お願い)することは、おこがましい、相手に言う前に、自分がしっかりやることと感じることも多いです。しかし、相手に依頼(お願い)したからこそ、自分も気をつけよう、自分も努力しようという雰囲気は、二人の健全なコミュニケーションとなり、良い意味で、相互依存の関係を作れると思います。

社交ダンスは、単に踊りのステップや技術を理解したり、できるようにすることだけでは相手と上手に踊れません。踊りの前後の時間のフレンドリーで楽しい会話ができてこそ、相手と楽しく、上手に踊れるようになると思います。

社交ダンスの練習のときでも、日常生活でも、ビジネスでも、お互いに依頼しあう、という考え方を取り入れることで、人間関係が良くなっていくと思います。

今日も最後までお読みいただきありがとうございました。

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