あなたのワルツが変わる!ヒロス流・優雅さと流れを生み出す4つのポイント

「もっとスムーズに、もっと美しく」その悩み、解決のヒントがここにあります

こんにちは!静岡市清水区のヒロスダンススタジオ、ヒロスです。ブログを読んでいただき、いつもありがとうございます。

ワルツの優雅な流れ、音楽との一体感、そしてパートナーとの調和は、社交ダンスの大きな魅力ですよね。しかし、練習を重ねる中で「なぜかスムーズに踊れない」「もっと美しく見せたいのに…」といった壁にぶつかることも少なくありません。

今回は、皆さんのワルツがさらに上達し、踊ることがもっと楽しくなるような、ヒロスダンススタジオのレッスンでも大切にしているポイントを復習も兼ねてご紹介します。

基本から応用まで、ワルツを心から気持ちよく、そして優雅に踊るためのヒントをぜひ参考にしてください。

 

優雅な流れを生む秘訣は「3の終わり」と「1の始まり」の分離

ワルツ上達の最初のポイントは、「3の終わり」と「1の始まり」を明確に分ける意識を持つことです。この二つを一緒に考えてしまうと、ワルツ特有の流れるような動きが生まれにくくなります。

ワルツ音楽は、1拍目に強いアクセントがあり、2・3拍目が軽やかに続くのが特徴です。この強弱を身体で表現するために、まず以下の2点を丁寧に練習してみましょう。

  • 3の終わりでしっかり沈む(ロアー): 3拍目の終わりでは、次のステップを焦って始めずに、床に向かって深く沈み込み、次へのエネルギーを十分に蓄えましょう。

  • 1の始まりで一気にステップ: 音楽の1拍目が来たその瞬間に、溜めたエネルギーを解放するように、1歩目の足を一気に送り出します。

このメリハリが、強くしなやかな脚部の動きを生み、音楽と一体になる感覚を掴めるはずです。

鏡の前でクローズドチェンジの前進・後退だけを、カウントに合わせてゆっくり丁寧に、何度も繰り返し練習してみてください。

 

女性へのワンポイントアドバイス

後退のステップでは「ノーフットライズ」(かかとを床から過度に上げないライズ)を意識すると、より安定して踊りやすくなります。

二人で心地よく踊るために、このノーフットライズは非常に重要なポイントです。

ノーフットライズによって内回りを担当する側が安定することで、外回りのパートナーはよりスムーズに大きく動けるようになります。

 

滑らかさを決める!見落としがちな「と」「&」のカウントの重要性

ワルツのカウントは「1、2、3」だけではありませんね。

「1と」「2と」「3と」という間のカウントをどう踊るかが、優雅さを左右する非常に重要なポイントになることが多いように感じます。

この「と」「&」の部分を丁寧に踊らなかったり、体重を乗せる足を理解せずに踊ると、動きが硬くなったり、早くなったりして、せっかくの滑らかな移動やライズ・アンド・フォールが途切れてしまいます。

  • 「1と」は1の延長

  • 「2と」は2の動きと連動

  • 「3と」は3の一部

このように、「と」のカウントを次の数字への「つなぎ」として大切に扱うことで、移動と上下動が継続し、流れるような優雅なワルツが生まれます。

これは単なる足元の処理ではなく、体全体の動きと連動した大切な一歩です。

ただし、このテクニックは「1、2、3」の3歩での基本的なライズ・アンド・フォールが身についていることが前提です。まずは地道な基本練習を大切にしましょう。

 

ワルツの生命線!ライズ・アンド・フォールを正しく使いこなす

ライズ・アンド・フォールはワルツの華ですが、多くの方がカウント2でライズの頂点(ピーク)を迎えてしまっているように見受けられます。

これでは、1拍目の力強いステップを生むエネルギーが不足し、音楽との一体感が得られにくくなり、曲の最後まで音楽に乗り続けることが難しくなります。

ワルツ本来の正しい動きは、3拍目の音、つまり「さん」の「さ」でライズのピークを迎えることです。

 

正しいライズを習得するコツ

  • カウント2から3への意識: カウント2でステップした高さを保ったまま移動し、「送り足」で体重を軸足に乗せていく感覚がポイントです。実際には、ライズが始まりますが、高さを保ったままぐらいの意識で踊ると良いです。

  • シューズを床から離さない: カウント2から3へ足を揃えていく際、ステップする足も引き寄せる足も、シューズを床から離さずに滑らせるように揃えると、優雅で気持ちの良いライズが生まれます。

  • スロー再生で練習: お気に入りの曲を少しゆっくり(約6%遅く)再生して踊ってみましょう。カウント2から3への丁寧な動きと、3拍目までライズが持続する感覚を体感できるはずです。もちろん、ご自身が最も踊りやすいと感じるスピードに調整してください。
     ワルツは、特に、音楽のスピードでご自身の踊りやすさが変わる種目だと思います。

 

新しい発見のための実験:あえてライズを「抑えて」踊る

時には、全体的な踊りを通して、ライズ・アンド・フォールの表現をグッと抑えて踊ることで、踊りやすさを発見できるかもしれません。先ほどの特に内回りのステップなどで、意識的に「ノーフットライズ」の感覚を取り入れてみることも同時に意識してください。

特に、ライズを控えめに踊り通してみるという練習によって、安定したバランス感覚や、内回りとしての役割を体感できることがあります。

ワルツを美しく見せるためには正しいライズ表現が不可欠ですが、この実験的な試みを、少し大げさなくらい「ライズを控えめに踊ること」を意識して行うことで、あなたの踊りを改善する大きなヒントや、新しい感覚がきっと見つかるはずです。

 

人気ステップ「ナチュラルスピンターン」を完璧にする男女別ポイント

ワルツの中でも人気の高いナチュラルスピンターンは、優雅に見える反面、テクニックの違いがはっきりと現れるステップです。上達のポイントは、特に「後半の3歩」をゆっくり丁寧に学ぶことにあると思います。

後半の3歩を完璧にするためには、その前の前半3歩の終わり方が重要になる、というように、動きを遡って確認していく練習方法も有効です。この部分は、また、詳しくブログで書きたいと思います。

 

足運びと体重移動

男女それぞれの一歩を丁寧に確認しましょう。特に女性が足をブラッシュする部分は、男女でカウントの意識が少し異なります。

  • 女性のポイント: 女性右足1歩目は男性の正面ではなく、男性の左側股関節(内回り側)に向かってステップすることが大切です。2歩目のシューズの向き、フットワーク、体重移動のタイミングを正しく理解しましょう。カウントは「1、2と3」と意識すると、よりスムーズに踊れます。

  • 男性のポイント: 1歩目から3歩目まで、すべてのフットワークが重要です。特に2歩目のフットワークとシューズ裏での回転と、3歩目のコントロールされたトーヒール(つま先からかかとへ体重を移す動き)は、ターンの質を決定づけます。

 

美しい姿勢とホールド

回転に意識が向きがちですが、美しいターンには正しい姿勢、視線、そして男性の右腕によるホールドの保持が欠かせません。男性の右手の手のひらよりも、右手首と女性の左腕付け根とのコンタクトを大切にしてみてください。

また、回転が始まっているのに視線が止まったままで、動きに合わせて移動できていないケースが見られます。この点には特に注意しましょう。男性は、ステップ中に女性の頭の位置がぶれていないかもチェックするポイントです。

 

練習のときに、理解しておくこと

ナチュラルスピンターンは、たとえ個々の技術が高くても、二人のタイミングが合わなければ満足のいく踊りにはなりません。この点は、非常に重要です。

時間をかけて完成度を高めていくステップだと考え、「完璧なタイミングが合うことは稀だ」と理解しておくと、気持ちも楽に取り組めるかもしれません

 

ワルツを踊る喜びを、もっと楽しく気持ちよく踊りましょう。

ワルツを上達させるためには、個々のステップの質を高めるだけでなく、カウント間の「つなぎ」、ライズ・アンド・フォールの正しい理解、そしてパートナーとの調和が非常に大切です。

今回ご紹介したポイントを意識して練習すれば、あなたのワルツはきっと、さらに美しく、そして何より踊っていて心地よいものに変わっていくはずです。

ヒロスダンススタジオでは、こうした技術的な指導はもちろん、踊る楽しさや心と身体の健康につながるレッスンを大切にしています。次回の練習で、ぜひこれらのヒントを試してみてくださいね。皆さんのダンスライフが、もっともっと楽しく、優雅なものになることを心から願っています。

今日も最後までお読みいただきありがとうございました。

【ヒロスダンススタジオのYouTubeチャンネルのご案内】

私たちヒロスダンススタジオでは、この度、これまでの記事内容をさらに分かりやすく、そしてより深くお届けするために、YouTubeチャンネルに動画を投稿しております。

ぜひ一度、チャンネルを覗いてみてください。 チャンネル登録も、どうぞよろしくお願いします!

今すぐチェック!YouTubeチャンネル
   ↓↓↓
   こちら からご覧ください。

*****************************************
ヒロスダンススタジオ 
 

◆社交ダンス教室です:競技向けではありません
 日曜日の社交ダンスレッスンもやっています。
楽しく踊ることが最優先。
ステップの順番を覚えるよりリードのフォローのコツを大切に考えています。
  ★★趣味と遊び、健康づくりのための社交ダンスレッスンです。
 
◆お友達・個人の練習向けとして
 時間貸しスタジオとして借りられます:
 楽器、音楽、ダンス、余興の練習など
  ★★練習場所としてご利用ください

◆先生向け時間貸しスタジオとして借りられます:
ダンス、楽器などの
  ★★レッスン会場としてご利用ください

静岡市清水区村松699-1

【電話はこちら】
054-334-7115 

【メールはこちら】

『ネットでみました』でお話ください。
電話・メールをお待ちしております。
 
お問い合わせ担当は、ミスズです。

※当スタジオでは
パーティーや発表会は
好きですが開催しておりません。
 
趣味と遊び、ダンス運動による健康づくりを目的とした
社交ダンスレッスンを楽しんでいただいております。

 おしゃべり、運動、気分転換
※健康寿命、健康長寿のためにも社交ダンス!
身体の健康づくり
頭の健康づくり
心の健康づくり
美しく歳を重ねる美づくり

【ヒロスダンススタジオの役割と使命】
ヒロスダンススタジオは、社交ダンスを通じて人々が幸せで、身体と頭、こころも健康な生活を送れることを目指しています。社交ダンスの普及に努め、より多くの人々が穏やかな気持ちで過ごせるように活動していきます。
*******************************************

▶ユーチューブ :スタジオの様子も見れます。
       https://www.youtube.com/channel/UCE7PabFv1DrFhqURZER_AeQ

コメント