ラテンダンス上達のコツ:相手のためのスペースを作る!

相手のためのスペースを作ろう!

社交ダンス・ラテンは、男女のポジションの入れ替え部分を上手にできると気持ち良く、音楽に遅れない踊りになります。

お互いのポジションが入れ替わるステップや、回転系のステップをスムーズに踊るためには、相手が動きやすいスペースを作ることが重要です。

今回は、ラテンダンスにおける「スペースの作り方」についてのコツを書きたいと思います。

相手の動きを妨げないスペース

ラテンダンスでは、相手との距離が近すぎても遠すぎても、スムーズな動きができません。

特に、プロムナードポジションからカウンタープロムナードポジションへの入れ替えや、テレスピンなどの回転ステップでは、相手が気持ちよく通過できるスペースを作ってあげましょう。

「勢いでなんとか通過してもらう」のではなく、相手が余裕を持って動き、美しい姿勢を保てるように、「相手が動きやすいように」という意識を持って踊ることが大切です。

テクニックやコツも大事ですが、そもそも「相手がうごきやすいように」という意識をもって踊ることが大切です。

ボディを開いて、相手の道を作り出す

相手が通過するためのスペースを作るには、男性または女性がボディを開き、「道」を作ってあげることが大切です。

しかし、ただボディを開けば良いというわけではありません。ホールドの注意点を意識しながらということも大切です。

開きすぎると、今度はスペースが広すぎてしまい、パートナーとの距離感が崩れてしまいます。

適切なスペースを作るには、レッスンで学んだり、経験と練習が必要です。

パソドブレで練習してみよう!

パソドブレのプロムナードポジションからカウンタープロムナードポジションへの切り替えステップは、スペースを作る練習にいいと思います。

このステップを繰り返し練習することで、ボディの開き方、そして、相手が動きやすいスペースを作る感覚を身につけることができると思います。

もちろん パソドブレ特有の表現は加わってしまいますが、ポジションの入れ替えと、相手が移動するスペースを作る感覚を掴むには、最適なステップで、いい感覚を得られると思います。

さらに、スピード感を加えながら練習することで、実際のダンスの流れの中で、スムーズにスペースを作れるようになると思います。

ラテンで学んだことは、スタンダードにも活かせる!

ラテンダンスで学んだスペース作りの感覚は、スタンダードダンスにも応用できます。

例えば、テレマークやテレスピンなどのステップも、相手が通過するためのスペースを意識することで、よりスムーズに、そして美しく踊るための感覚が活かせると思います。

無理した遠心力やカウンターバランスではなく、相手との空間を意識することもしっかりと練習しましょう。

相手への思いやりが、相手との空間づくりに必要

社交ダンスは、二人で協力し合い踊りますが、その中でも、相手が踊りやすいようにとか、相手が通過しやすいように、相手が踏み出せるようにという相手のことを思ったリードや自分の位置、相手とのスペースを意識することが重要です。

テクニックやコツ、足の位置やカウントも大事ですが、それ以前に、相手が踊りやすいように自分が動くという意識が根本的なこととして大切です。

相手が気持ちよく踊れるように、スペースを作る。

この意識を持つことで、男女のポジションの入れ替え部分だけでなく、様々なステップのリードとフォローが上手になり相手が踊りやすくなると思います。

今回のラテンを踊る時の男女のポジションの入れ替えにおいて、相手との距離が近い、遠い、だけでなく、相手が通る、踊るスペースを作ることも意識して練習してみましょう。

今日も最後までお読みいただきありがとうございました。

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