まずは自分の感覚を磨こう
社交ダンスを踊る時、相手のリードやフォローの動きを気にすることが優先されることが多いと思います。
しかし、そのリードやフォローのためのコンタクトにおいて、相手の手や腕を強く握りすぎたり、無意識のうちに息を止めてしまったり、特定のステップを踏む際に力んでしまう場面をよく見ます。
これらのことは、普段、先生や相手からの指摘を受けて初めて気づくことが多いと思います。
しかしながら、「自分の状態に意識を向けることで、これらの問題を自ら認識することが可能」です。
自分への意識に集中しよう
社交ダンスでは、相手のリードやフォロー、動きや状態に意識を集中する前に、まず自分自身の状態に意識を向けることが重要です。
自分の手、腕の状態に意識を向けるという意味は、自分が相手と接する際に感じる様々な感覚センサーの感度を高めるということです。
自分自身の感じている圧力、手やホールドの感覚に意識を向けることで、初めてリードとフォローが効果的に伝わるようになるはずです。
相手への意識を広げていこう
自分の感覚センサーの感度が向上して、踊っているときの自分から相手に与える圧力などが把握できるようになったら、次に相手のコンタクトや状態へと意識を広げていくと良いと思います。
自分と相手の圧力などを感じられることは重要です。これにより、お互いにとって最も心地よいリードやフォロー、フォールドが保てるようになると思います。
社交ダンスのリードとフォローは、相手の動きに合わせるだけではなく、自分自身の感覚にもしっかりと意識を向けることが重要です。
まず、自分自身の手や腕の力みや圧力の変化を認識できるようにしましょう。
そして、その次に、相手の状態を感じることに意識を向けることが、リードとフォローを心地よくすることになると思います。
次回、踊るとき、自分の手や腕の圧や力みの状態やその変化に意識を向けてみてください。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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