社交ダンスを楽しむためのコツ:種目ごとのアクセントの感じ方

社交ダンスの音楽を体で感じる!種目ごとのアクセントの見つけ方

社交ダンスを楽しむためには、音楽を体で感じる能力や感覚が重要なポイントです。

ステップを覚えることも大切ですが、音楽のリズムやアクセントを理解することで、各種目のステップが踊りやすくなります。

今回は、それぞれの種目の音楽を「歩きながら聴くこと」で、音楽のアクセントや雰囲気を理解する方法について書きたいと思います。

 

歩きながら音楽を感じる

  1. 好きな社交ダンスの音楽を準備します。
  2. その音楽の種目の足型を一切使わず、まるで舞台の端から端まで歩くように、音楽に合わせてゆっくりと歩き始めてください。
  3. 街を歩くようにではなく、舞台上で舞台役者のような気持ちで、聞いている曲に合わせて、自分なりに音楽に入り込んで自信を持って歩いてください。
  4. 歩幅は、自然と音楽のアクセントに合わせられるように調整して踊ってください。

いろいろな種目の音楽を聞きながらただ歩く中で、それぞれの音楽のアクセントや雰囲気の違いがわかると思います。

例えば、チャチャチャの音楽を聴きながら歩く場合、自然と1と3の拍で足を踏み出すように感じるはずです。もし2や4の拍で足を踏み出していたら、それは音楽のリズムに乗って歩いていないことになります。

 

種目ごとのアクセント

  • チャチャチャ: 1と3の拍にアクセントを感じ、軽快でリズミカルな歩幅で歩いているか、確認してみてください。
    その時、繰り返しになりますが、ただ歩くだけです。
    シャッセやロックをせず、音楽に身を委ねて音楽にノリノリに歩くと、自然と1と3の拍にアクセントがつけられるようになります。

  • ワルツ: ゆっくりとした3拍子のリズムを感じながら、1の拍でだけ足を踏み出すように意識しましょう。まるで雲の上を歩くような、身体も左右に揺らしながら、優雅で軽やかにあるいているか確認してみてください。
  • ルンバ: ルンバの音楽のリズムを感じながら、カウント2と4の部分に合わせて歩く感覚を見つけてください。
    両サイドのヒップの高さを少し変えながら、おしりを少し左右に振りながら歩いてもいいです。歩く中で、同じ1歩でも、カウント2とカウント4では、体重の乗せ方に、自然と違いがあることを感じてもらいたいです。

 

音楽を床に着くシューズではなく体で捉えること

種目ごとの足型を踊る前に、このように音楽に合わせて歩くことで、私たちは音楽のアクセントや雰囲気を自然に体で捉えることができると思います。しかし、種目ごとの足型でステップすると、その感覚が鈍ってしまっていることが多いように感じます。

歩くだけでなく、座って音楽を聴くことも効果的です。

それぞれの種目の音楽を聴きながら、体でリズムを感じてみましょう。

  • チャチャチャ: 1と3の拍で軽く体を揺らしたり、指をスナップさせたりして、音楽のリズムを体感しましょう。
  • ワルツ: ゆっくりと体を左右に揺らし、3拍子のリズムを感じましょう。
  • ルンバ: 腰を柔らかく動かし、体のラインを美しく表現するように意識しましょう。

音楽のリズムに合わせて体を揺らすことは、社交ダンスを楽しむための重要なポイントです。

なぜなら、ステップを覚えるだけでなく、音楽と一体となって踊る喜びを味わえるようになるからです。

各種目のステップで音楽を感じるのではなく、各種目の音楽を聞きながら「ただ歩くだけ」の方法を参考にして、ぜひそれぞれの種目の雰囲気とアクセントを体で感じてみてください。

そうすることで、ステップを覚えるだけでなく、音楽と一体となって踊るという社交ダンスの楽しみ、喜びを味わえるようになると思います。

今日も最後までお読みいただきありがとうございました。

コメント