【初心者~中級者向け】社交ダンス5種目のステップを解説!今日から使えるコツ
社交ダンスには、ワルツ、タンゴ、ルンバ、パソドブレ、ジャイブなど、曲調にあった魅力的なダンスがたくさんあります。
それぞれの種目には、独特のステップやテクニックがあったり、共通するテクニックがあります。
今日のブログは、私(ヒロスとミスズ)が普段のレッスンで特に意識しているポイントを、5種目それぞれについて、中級者の方に向けて解説します。
この記事を読んで、次回のダンスがより楽しく、そして踊りやすくなることを願っています!
ワルツ:ゆったりと流れるような動きを楽しもう
ワルツは、優雅で流れるような動きを楽しみたいダンスです。
例えば以下のステップでは、体の使い方や体重移動を意識することで、よりスムーズで美しいワルツを踊ることができます。
ランニングスピンターン
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- 最初のピボットで回転量を稼ぐパターンもありますが、右回転の勢いに乗りすぎないように注意しましょう。
- 常に新しいLOD(進行方向)へ向かう意識を強く持つことが大切です。
- 女性は、右サイドを常にパートナーのセンターに与え続けるように意識します。
- 足首や膝関節は、床からの反発を利用するイメージで柔らかく使いましょう。
- ピボットでは、「通過していく意識」を持つことで、素早い移動がしやすくなります。
- ランニングスピンターンは、単なる回転ではなく、”移動”を意識することが重要です。次のステップへの推進力を生み出すように踊りましょう。
テレマークテレスピン
テレスピンは、続くフィガーや種目によってカウントが変わるので注意が必要です。
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- スローフォックストロットのリバースターンが元になっていると言われています。
- 男性は、大きくステップすることで、女性が自分の前を歩くためのスペースを作ります。
- 左足を中心としたヒールピボットでクローズドポジションに戻り、女性がスムーズに動けるようにリードしましょう。
- 男性は、女性の重心位置を決め、ボディを女性に向け、両つま先も女性に向けることがポイントです。
- テレマークテレスピンは、男女の役割分担が明確なステップです。男性は、女性が美しく見えるように、しっかりとリードしましょう。
オーバーターンターニングロック
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- 大きな回転と優雅なポジションチェンジが魅力ですが、回転だけに気を取られがちです。
- オーバースピンとは、スピンターンがオーバーターンしたもの、と考えると理解しやすいでしょう。
- カップル全体が壁に近づくように移動することを意識すると、スムーズに踊れます。
- ターニングロックは、回転と移動のバランスが大切です。音楽を感じながら、優雅にポジションチェンジしましょう。
ダブルリバーススピン
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- 人気の左回転ステップで、女性のヒールターンやクロス、男性のトーピボットなどのテクニックが組み合わさっています。
- LODの方向にステップするだけでなく、1/8少ないところから左回転を始めると、よりスムーズに回転できます。
- ダブルリバーススピンは、正確なフットワークとボディコントロールが求められるステップです。焦らず、丁寧に練習しましょう。
フォーラウェイリバース
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- フォーラウェイの一瞬の形にこだわらず、リバースターンという「回転」を意識することが大切です。
- 一歩目をLODにステップする気持ちで踊ると、自然な流れで回転できます。
- フォーラウェイリバースは、勢いよく回転するのではなく、コントロールされた回転を心がけましょう。
タンゴ:力強さとキレのある動きを楽しもう
タンゴは、力強く、情熱的なダンスです。 スタッカートの効いた動きや、シャープなポーズが特徴です。
フォーラウェイリバーススリップピボット
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- スイングダンスとは異なり、ライズを抑え、重心を低く保って踊ります。
- 脚部はハサミのように使い、センターを常に相手に向けるように意識しましょう。
- 膝を曲げるだけでなく、大腿骨を後ろへストレッチするような感覚で脚部を使うと、よりパワフルに踊れます。
- フォーラウェイリバーススリップピボットは、タンゴの情熱を表現する重要なステップです。力強さとカッコよさを両立させましょう。
ダブルチェイス
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- 右回転を続けるステップで、フットワークにこだわらず、カウントに遅れないように、どんどん移動していくことが大切です。
- 女性がPPからクローズドポジションに戻る際、CBM(コントラ・ボディ・ムーブメント)を意識しすぎない方が、スムーズに動ける場合があります。
- ダブルチェイスは、勢いと流れが重要なステップです。音楽に乗って、エネルギッシュに踊りましょう。
プログレッシブリンク
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- クローズドポジションからプロムナードポジションへの繋ぎのステップです。
- 男性は、女性を大きく動かしすぎないように注意しましょう。女性の動きを引き出すようにリードします。
- 女性は、リンクの1歩目の右足の回転、ヒールを着く、ポイントする、という3つの動きを丁寧に練習しましょう。
- プログレッシブリンクは、男女のコミュニケーションが重要なステップです。お互いの動きを感じながら、スムーズにPPへのポジションチェンジしましょう。
タンゴウォーク
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- 男性の最初の一歩は、右足を軸に左足から踏み出しますが、左足に左回転のひねりが伝わるように意識します。
- ステップする前の右足の1/8回転したシューズの向きがポイントです。
- タンゴウォークは、タンゴの基本であり、最も重要なステップです。力強く、そして後ろ足を残す動きで踊りましょう。
ルンバ:照れずに愛と情熱の表現を楽しもう
ルンバは、愛と情熱を表現する、ゆったりとしたラテンダンスです。 体の柔軟性や、表現力が求められます。
音の取り方
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- カウント4~1のゆっくりとした動きを表現するために、カウント3の終わりから動きの緩急を意識することが大切です。
- 音楽をよく聴き、ルンバ独特のリズムを体で表現しましょう。2、3、4ではない!
- ルンバは、音楽との一体感が重要なダンスです。音の強弱や男女のスペースの変化を感じながら、感情豊かに踊りましょう。
パソドブレ:闘牛士の情熱、独特の力強さを楽しもう
パソドブレは、闘牛士とケープ(カポーテ)を表現する、情熱的で力強いダンスです。 他のラテン種目とは異なるフットワークや、独特のシェイプ(体の形)が特徴です。
シェイプの作り方
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- 闘牛士の力強さや、ケープの流れるような動きを表現するために、正しいシェイプを作ることが重要です。
- 背筋を伸ばし、胸を張り、肩を下げることを意識しましょう。
- パソドブレは、姿勢(パソドブレっぽい独特の姿)が非常に重要なダンスです。ストレッチ感、視線をシェイプを丁寧に習っていきましょう。
ジャイブ:元気で明るいリズムを楽しもう
ジャイブは、弾けるようなリズムが特徴の、軽快で楽しいダンスです。 ボディムーブメントを大きく使い、床方向への動きを意識することがポイントです。
ボディムーブメント
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- ヒップムーブメントなどを活用して、床方向への動きを意識しましょう。
- 上方向に意識すると踊りにくくなるので、重心を低く保ち、膝を柔らかく使うことが大切です。
- ジャイブは、リズム感が重要なダンスです。音楽に合わせて、体を自由に動かし、楽しんで踊りましょう。
各種目の特徴や、各ステップのポイント、そして上達のためのコツを、まずは知ること
今日のブログでは、社交ダンスの5種目について、初心者から中級者の方が特に意識したいポイントについて書きました。
今回ご紹介した内容は、ほんの一部ですが、次回のダンスで一つでも意識して取り組んでいただければ、きっと踊りが変わってくるはずです。
社交ダンスは、経験が長くなればなるほど、知れば知るほど、もっと学びたくなり、もっと楽しくなります。 これからも一緒に、社交ダンスを楽しく踊っていきましょう!
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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