「大きく踊る」だけが、社交ダンスじゃない!
社交ダンスというと、大きくダイナミックな動きをイメージする方も多いかもしれません。
もちろん、大きく踊ることも、社交ダンスの魅力の一つです。しかし、それだけが全てではありません。
実は、小さく、繊細な動きの中にこそ、社交ダンスの奥深さ、そして美しく、バランス良い踊りにしてくれます。
このブログでは、一見、小さく見える動き、そして、繊細なリード&フォローが、いかにあなたのダンスを劇的に変えるかについて書いていきたいと思います。。
小さな動きが、大きな「動き」につながる
小さく踊ったり、小さなリードやフォローで踊ったりしても、その中には、大きく踊る時と同じような、複雑で繊細な「動き」の要素が含まれています。
例えば、ワルツのナチュラル・ターン。大きく踊る時はもちろん、小さく踊る時でも、足型、体重移動、ボディの向き、そしてライズ&フォールなど、意識すべきポイントは、大きく踊るときと変わりません。
つまり、小さな動きは、大きな動きの「縮小版」ではなく、同じように複雑で、洗練された、もう一つの「完成形」と考えるといいと思います。
「内回り」…小さな動きが必要
社交ダンスでは、「内回り」と「外回り」という言葉をよく耳にしますね。これは、主に、二人で踊る際の、お互いの立ち位置や、動く方向を指す言葉です。
この「内回り」と「外回り」においても、小さく、繊細な動きが、大きな違いを生み出します。
例えば、ほんの少し、足先を内側に向ける、あるいは外側に向ける、体重のかけ方を調整する…。
自分の両足のかかとの間を小さくするなど、こうした、ちょっとした動きの違いが、踊り全体の流れをスムーズにし、より上手な踊りの印象を与えます。
足元で変わる!フットワークが生み出す踊りやすさ
足元の動き、つまり「フットワーク」も、小さな動きが、大きな表現力の差を生み出す、重要な要素です。
- つま先から着地するのか、かかとから着地するのか
- 外側に着地するのか、内側に着地するのか
- ルンバではどのタイミングで、軸足のボールをトーへ移動させるのか
- 足の裏のどの部分に、体重を乗せるのか、薬指からだったり、かかとなど
これらの組み合わせで、さらに細かく体重移動をコントロールする、一見、目立たないような、足元の細かな動きが、あなたのダンスの「質」を、大きく左右します。
繊細なリード&フォローで、もっと踊りやすくなる
何と言っても、社交ダンスは二人で踊るダンスです。繊細なリード&フォローが、踊りやすさにつながり、一体感のあるダンスに繋がります。
大きな動きで、力任せにリードしたり、フォローしたりするのではなく、小さく、繊細な動きの中に、お互いを思いやる気持ちを込め、伝え合うことが大切なことです。
それこそが、社交ダンスの楽しさ、気持ちよく踊るポイントだと思います。
小さな動きである微差のこだわりを持つこと
「小さく踊る」「繊細なリード&フォロー」…これらは、決して「地味」なテクニックではありません。むしろ、自分が上手に踊れていると感じられる部分だと思います。
次回踊る時、小さく、繊細な動きの「微差のこだわり」に目を向け、踊ってみてください。「微差」へのこだわりが、「大きな差」を生み出します。
バランス良く上手に踊るための「小さな動き」ですが、大事なコツを含むことが多いです。そのような部分を次回のレッスンでも伝えていきたいと思います。
小さな動きを、一緒に、楽しみながら、テクニックを極めていきましょう!
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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