社交ダンスのアームの使い方の話
社交ダンスは、1人で踊るステップもありますが、ほとんどの場面では相手と手や腕を組んで踊ります。
自分のバランスを保ったり、回転の勢いをつけたり、逆に勢いを止めたりするためにもアーム(腕)の使い方は重要です。
相手と組んで踊っている時は、リードやフォローのために重要ですし相手との距離や回転中のバランスにおいてもアーム(腕)や手の役割は、重要です。
アームの使い方で避けるべき注意点
ラテンを踊ってる時、お互いにアームを強く引っ張りすぎることは間違いです。
強制的な回転をリードしたり、女性のタイミングとずれたタイミングで腕を使うと、女性の自然な踊りを邪魔してしまいます。
初心者のアームの使い方で注意する点
アーム(腕)の使い方は、見ているイメージト実際に踊っている人が意識していることは違うところが多いので、見た目で真似をするのではなく理論や基礎を知っておくことが大切です。
アーム(腕)と手のコンタクトを軽く保つ
アームも相手と組んでいる手を軽く保つことは、社交ダンスを楽に踊るためには重要です。
アームを強く引っ張りすぎると、相手のバランスを崩してしまうので相手の次のステップのタイミングがずれてしまいます。
スタンダードでもラテンでも、まずは、肩周りをリラックスさせてレッスンで学んだ正しい位置で手や腕を組むことが大事です。
この位置は、しっかりとレッスンで先生から早いうちに学んでその先も、その位置とルールを守り続けることが重要です。
正しい位置で、肩も腕も組んでいる手も、硬直したり力んだりせずリラックスした状態を意識しておくことです。
ちょっとむずかしい事かもしれませんが相手と組んでいて、相手と接している部分の圧力の変化を感じられるいいです。
つまり、自分や相手が力む瞬間がわかるようになるとそのステップには、改善することがあるという練習のポイントを見つけることにも役立ちます。
・手を強く握ったり、握られたらわかるようになること
・相手と接する腕全体の相手に対する圧力を変えずに踊ること
こんな点に注意するといいと思います。
アームだけを動かすのではなく体重とリンクさせること
腕だけを左右に振っても、相手の体重は動かせません。
一方で、腕を左右に振らずに、自分の腕の位置を固定して、自分の体重を左右に動かすと相手の体重を左右に体重移動させることができます。
社交ダンスを習い始めの頃だけでなく
ラテンでもスタンダード(モダン)でも、
1.肩の力をリラックスさせておくこと
2.相手と組んでいる手を強く握りすぎないこと
3.スタンダードの男性の右手の手のひらを女性の背中に
強く押し付けないこと
4.ラテンの男女、アーム(腕)は、しなやかに
肩、ひじ、手首の順で動かしていくこと
5.スタンダードの男性左手、女性右手の手の平の付け根部分(手根部)を
離すことなく、強くも押しすぎない握り方をすること
この5点を注意することで相手と組んでいても自然な揺れと動きによってバランスよく踊れるようになると思います。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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