レッスンや練習で「踊れない」「理解できない」そんな時の対処法

「なんで出来ないんだろう…」その悩み、一旦横に置いて先に進んでみませんか?

3,650回目のブログを書いていきます。
今回のブログについて二人の会話をお楽しみください。

社交ダンスのレッスンや練習に真剣に取り組むほど、「思うように踊れない」「先生の説明通りに身体が動かない」といったときがあると思います。

できない自分に焦りやもどかしさを感じてしまい、その部分を必要以上多く繰り返し、その場で解決しようとしてしまうこともあると思います。

そんな真面目で一生懸命なあなたにこそ、知ってほしい心のヒントがあります。

それは、その課題から一旦離れてみること、話題を変えて別の踊りに切り替えることです。

今日のブログでは、私たちヒロスとミスズが、多くのお客様(生徒さん)を見てきた経験から、社交ダンスの練習がもっと楽しく、楽になる気持ちの切り替え方についてお伝えします。

焦りは禁物!「できない」ループから抜け出す考え方

レッスン中や練習の中で、特定のステップや動きがどうしても上手くいかない時は、思い切って「一旦、やめる」という選択をしてみましょう。

もちろん、その日のレッスンや練習というダンスを完全に諦めるわけではありません。その時、目の前にあるその課題から、少しだけ距離を置いてみるということです。

例えば、「このステップは一旦置いておいて、別のをやりませんか?」というように、先生やパートナーに提案して、まったく違うステップを踊ってみるのがおすすめです。

できないことで重くなった空気をリフレッシュし、煮詰まった頭と身体を解放することを優先しましょう。

別の種目に切り替えたり、そのステップは、一旦、踊らないようすることで、楽な気持ちでレッスンや練習に切り替えましょう。

「できない」という一点に集中しすぎると、心も身体もどんどん硬くなってしまいます。そんな時は、意識的に流れを変える勇気が大切です。

“寝かせる”ことで上達は加速する。課題解決を先送りすること

「課題から離れるなんて、ただの先延ばしでは?」と思われるかもしれません。しかし、この「寝かせる」時間こそが、のちの成長を促し、驚くほどうまく踊れる未来に繋がるはずです。

一度課題を手放し、別の内容のレッスンや練習に取り組んでいる間にも、あなたの経験やレベルは上達するので、少し先に再挑戦することをおすすめします。

時間が解決してくれる理由

  • 無意識の整理整頓:
     一旦やめたうまくできなかったことについて、脳は、あなたが意識していない間にも、与えられた情報を整理し、定着させようと働いていると期待しましょう。
  • 身体能力の向上:
     その課題に次に取り組むまでの間にも、レッスンや練習と言った踊る機会があり、他のステップの経験を通して、知らず知らずのうちにできなかったことができることに近づいていくと期待しましょう。
  • 経験値の蓄積:
     意識の遠くの方に、その課題を置いておきながら様々な動きを経験することで、身体の使い方の引き出しが増え、以前はできなかった動きができるようになることを期待しましょう。

このように、時間をおくことで体力、筋力、そしてダンス経験そのものがアップデートされ、以前のあなたとは違う状態になっています。

そう考えると、目の前の課題解決を急ぐ気持ちが少し和らぎませんか?

再挑戦で訪れる「あっ!」という瞬間を期待する

そして、しばらく時間を置いてから、以前できなかった課題に再挑戦してみてください。

「あれ?なんだかスムーズにできる!」

そんな、自分でも驚くような体験をすることができたら最高です。

以前はあれほど難しく感じたステップが、将来、あっさりとクリアできてしまうこともあるはずです。

これは、誰もが、その課題とは違ったことをレッスンや練習など踊る機会をかさねることで、無意識のうちに成長していた証拠です。

「できない」と感じたら、焦らず、腐らず、気分をリフレッシュする。「一旦、先送りする」という選択肢を、ぜひ引き出しの一つとして持っておいてください。

この軽やかな気持ちこそが、あなたのダンスを楽しく、そして確実に上達させてくれると思います。

社交ダンスは、心と身体を健やかに育む素晴らしい趣味です。難しく考えすぎず、今の自分を大切にしながら、そして、未来の自分に期待しながら、一歩一歩楽しんでいきましょう。

今日も最後までお読みいただきありがとうございました。

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