【女性向け】 社交ダンスのタンゴのコツ:プロが教える、タンゴらしさを引き出すコツ

タンゴは、情熱と力強さ、かっこよさを感じるダンス

社交ダンスの中でも、他のスタンダードの種目とは、異なる動きが多いです。

鋭いスタッカート、鋭い視線などの表現、タンゴならではの表現に、憧れを抱く女性も多いのではないでしょうか。

また、タンゴは、他のスタンダード種目とは異なる独特の特徴やテクニックがあり、難しさを感じている方もいるかもしれません。

今回は、そんなタンゴをより美しく、そして情熱的に踊るための基本について書いていきたいと思います。

タンゴの基本は「歩き方」から!CBMを理解しよう

タンゴのステップは、多くの場合、男性は左足から、女性は右足から始まります。

この時、ただ歩き出すのではなく、「CBM(コントラリー・ボディ・ムーブメント・ポジション)」を意識することが重要です。

  • 男性のCBM:

    1. 右足を軸足とし、左足から踏み出す際、右足をわずかに回転させておきます。
    2. これにより、左脚部にも左回転のひねりが伝わり、左足そのものにも左回転が起こります。
    3. 重心が浮かないように、左足はまずヒールが持ち上がり、膝が前に動いた後、右足の延長線上に置かれます。
  • 女性のCBM:

    1. まず、左足を壁に向けてまっすぐ置きます。
    2. 次に、右足を左足のシューズの半分後ろ、土踏まずの方向に向けます。
    3. 軸足を左足として右足からステップを始める際、左足に体重を感じて一歩動き出す時には、右の脚部にも左回転のひねりが伝わっています。
    4. リーダー(男性)の脚部の動きに合わせながらステップすることで、右足は左足の延長線上に自然とステップできます。

後退の場合も、このポジションをCBMと呼びます。 CBMを意識することで、タンゴらしい力強く、スムーズな動き出しが可能になります。

「タンゴは”歩く”ダンス。CBMはその基本中の基本」

タンゴ以外のスタンダードとの違いとして、「タンゴは”歩く”ダンスである」というイメージを持って踊ることが大切です。 そして、その美しい歩きを実現するために、CBMは欠かせないテクニックです。

女性らしさを引き出す!タンゴのホールド

タンゴのホールドは、ワルツなどのスイングダンスとは異なり、より深く、コンパクトな形になります。

  • 左上へのストレッチ:

    • 女性は、自分のスペースとバランスを保つために、左の上の方に向かってストレッチする意識を持ちましょう。
  • コンタクト位置:

    • スイングダンスでは、女性の手首は男性の肩甲骨あたりに添えられていますが、タンゴではより深い位置でコンタクトします。
    • 女性のボディは、男性の右手首と肘の間ぐらいにコンタクトする意識を持つといいと思います。。
  • 左手の組み方:

    • ホールドが深くなるため、女性の左手は男性の上に置くことができなくなります。
    • 下から組み、二の腕の下と手首の上から、男性の腕とのコンタクトを感じるようにしましょう。
    • 男性の腕をしっかりと”縛り上げる”ようなイメージです。
  • 指先の注意点:

    • 親指を男性の脇の下につけないように注意しましょう。
    • 中指のあたりを中心に、指先をきれいに整えて伸ばすことを意識します。

「タンゴのホールドは、抱きかかえられるという感じ」

タンゴのホールドは、より深く、よりしっかりとしたコンタクト、より一体感のあるホールドを目指しましょう。

ウォークとリンクで、タンゴの動きを体に染み込ませる

タンゴらしい動きを身につけるためには、ウォークとリンクという基本的なステップを繰り返し練習することが効果的です。

  • ヒールからフラットに:
    • ウォークの際、ヒールからほぼフラットに着地することを意識しましょう。
    • これにより、タンゴ独特の力強さとしなやかさを表現できます。

タンゴは、スタンダードとは、”別”

タンゴは、ワルツ、スローフォックストロット、クイックステップといった他のスタンダード種目とは、明らかに異なる特徴を持っています。 この違いを理解し、「タンゴはスタンダードの中の”別格”である」という意識を持って踊ることが、上達のコツです。

情熱とエレガンスを兼ね備えた、魅力的なタンゴダンサーへ!

今回は、女性ダンサーに向けて、タンゴの基本的な特徴とテクニックについて書きました。

CBM、ホールド、ウォーク、これらの基本をしっかりと身につけ、練習を重ねることで、あなたもきっと、情熱的でエレガントなタンゴを踊れるようになるはずです。

ぜひ、次回のレッスンや練習で、今回ご紹介したポイントを意識して、タンゴをタンゴらしく踊る楽しさを実感してみてください。

今日も最後までお読みいただきありがとうございました。

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