スタンダードの回転ステップのコツ
社交ダンス・スタンダードにおいて、回転ステップは非常に重要な要素です。
特に、前進外回りの回転は、多くの方が苦手とするステップの一つでもあり、レッスンや練習により上達を感じやすくなる部分でもあります。
回転ステップの前進外回りのコツや注意点を知ることで、踊りやすくなります。
今回は、ヒロス流社交ダンスの視点から、前進外回りの回転をスムーズに行うためのコツについて書きたいと思います
一歩目のステップ:回転よりも前進を意識!
前進外回りの回転を意識しすぎると、ステップ開始時の一歩目から上半身をねじってしまいがちです。
しかし、これは間違いです。前進の後に、回転するという順番です。
一歩目は、回転よりも前進を意識し、しっかりと前に進むことが重要です。
一歩目でしっかりと前進することで、パートナーとの位置を保ち、スムーズな回転へと繋げることができます。
回転のタイミング:一歩目のヒール&トーがポイントで
「一歩目で前進だけを意識したら、回転はどうするの?」という疑問を持つ方もいるかもしれません。
実は、回転は一歩目のシューズが床にヒール&トー(足の指)とステップした瞬間に、シューズのボールを使って行います。
一歩目の横を二歩目が通過する絶妙なタイミングで、一歩目のシューズの裏で回転し、シューズの向きを変えましょう。
二歩目の位置:一歩目のシューズの向きが基準
二歩目のシューズが床に着く位置は、体重が乗った一歩目のシューズの向きに対して、「横なのか」「横少し後ろなのか」という基準になります。
一歩目のシューズが適切なタイミングで回転していないと、二歩目の正しい動き、位置が分かりにくくなってしまいます。
回転ステップ上達への道:3つのステップ
3歩程度で構成される前進外回りの回転ステップでは、以下の3つのステップを意識して練習しましょう。
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しっかりと前進する: 一歩目は回転よりも前進を意識し、しっかりと前に進みましょう。
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一歩目のシューズの裏で回転する: ヒール&トーでステップした時に、その1歩目のシューズのボールを使って回転し、1歩目のシューズの向きを変えましょう。
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二歩目を理想的な位置にステップする: 一歩目のシューズの向きを基準にして、二歩目の位置を正確にステップしていきましょう。
回転ステップを極めて、スタンダードの上達を感じよう
スタンダードの上達を実感できるポイントの一つが、回転ステップです。
今回ご紹介したコツを参考に練習することで、スムーズで美しい回転ステップが踊りやすくなると思います。
今の自分の踊りをワンランク上の踊りに変えていきましょう。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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