社交ダンスで学ぶヒロス流考え方「上位概念」のススメ:迷った時の判断材料
「上位概念」という言葉、普段の生活ではあまり耳にしないかもしれません。
しかし、「上位の概念」という言葉は、哲学や思考の中でよく使われる用語の一つです。
「上位の概念」とは、具体的な事例やその場の状況の上に立ち、より抽象的で一般的で汎用性のある考え方や原則のことと理解しています。
しかし、「上位の概念」を理解することで、社交ダンスの上達はもちろん、日常生活やビジネスにおける問題解決や判断する際に役立つヒントが得られるかもしれません。
上位概念とは?
上位概念とは、簡単に言うと、より抽象的で広く、いろいろなものを含む考え方 のことです。
例えば、
- 「ワルツ」という概念は、「スタンダード」という上位概念に含まれます。
- 「前進」という概念は、「移動」という上位概念に含まれます。
つまり、上位概念は、複数の具体的な事柄に共通する特徴や性質をまとめたもの と言うことになります。
前進や後退のステップの部分で踊れないとき、良い移動をするには?という上位の概念を含めて、踊りづらいステップを改善していくというやり方も取れるようになります。
社交ダンスにおける上位概念の活用
社交ダンスで行き詰まった時、
- 「そもそも、このステップはどの種類の動きになるのか?」
- 「この動きは、どのような目的で踊るべきなのか?」
といった疑問を思い浮かべるとヒントが見つかることもあると思います。
うまく踊れない、判断に迷ったときに、上位概念を意識することで、解決の糸口が見えてくるかもしれません。
例えば、ルンバやチャチャチャのキレのある回転が上手くいかない場合、
- 上位概念:バランス → 体幹を意識して安定させる練習をする
- 上位概念:タイミング → 音楽のリズムに合わせて動く練習をする
- 上位概念:重心のコントロール → 体重移動をスムーズに行う練習をする
といったように、上位概念を基に具体的な練習方法を導き出すことができます。
日常生活やビジネスにも応用できる
社交ダンスで学び、身につけることができれば、この上位概念を意識する思考法は、社交ダンスだけでなく、日常生活やビジネスにも応用できるはずです。
例えば、仕事でトラブルが発生した時、
- 「そもそも、このプロジェクトの目的は何だったのか?」
- 「このタスクは、どのような目標達成に貢献するのか?」
と、上位概念に立ち返って考えることで、解決策を見出しやすくなるはずです。
日常生活やビジネスの場面では、様々な要素があり、上位の概念の思考習慣を身につけることは、難しいと思います。
一方で社交ダンスでは、上位概念を思い浮かべやすく、上位概念の思考習慣のトレーニングとして良いと思います。
上位概念は、物事をより深く理解し、新たな視点で捉えるための強力なツールです。
社交ダンスの上達はもちろん、日常生活やビジネスにおける問題解決にも役立つので、ぜひ意識してみてください。
社交ダンスから学んだヒロス流考え方の話でした。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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