ヒロス流考え方:二元論に加え、全体性と中間を意識しよう

 

社交ダンスから学ぶヒロス流思考法:二元論から脱却し、しなやかな思考で踊る

社交ダンスの世界では、「リードとフォロー」「強弱」「緩急」「前進と後退」「ライズとロアー」など、様々な要素が対になって存在します。

これらの相反する2つの要素によって物事を理解しようとする二元性を意識することは、踊りの基本を理解し、上達する上で非常に重要です。

しかし、あまりにも二元論という2つの対立する要素に分けて理解することにこだわりすぎてしまうと、視野が狭くなり、表現の幅が制限されてしまう可能性があると思います。

カップルとしての動きを優先する

自分と相手の役割と動きをそれぞれしっかりと踊ることをテーマに踊る時間も大切ですが、まず大切なのは、カップルとしての動き を優先することです。

リードとフォロー、強弱、緩急などの二元性は、あくまでカップルとしての調和を生み出すための手段であり、それ自体が目的ではないことを理解しておくことが重要です。

二人の動きが調和し、一つの踊りやすいダンスにすることを意識しながら、二元性を活かしていくことが大切です。

中間の動きを表現する

強弱や緩急といった相反する2つの要素である二元性だけでなく、中間の動き も積極的に表現することにも意識を向けることといいと思います。

中間的な立ち方やバランス、動きの領域を無視してしまうことは、ステップの切り替え時の踊りにくさにつながると思います。

例えば、

  • 強弱の中間:適度な力強さ
  • 緩急の中間:一定のリズム

これらの「中間」を意識することで、より滑らかで自然な動きが生まれ、表現の幅を感じやすくなると思います。

カップルとしての動きや表現を優先すること

リードとフォロー、相手と自分の役割、内回りと外回りなど役割分担は、もちろん大切ですが、そのことだけでなく、カップルとしての動きを優先することが大事です。

分けないことが大事ということです。

踊りでも日常生活でも、ビジネスでも、物事をたった2つに分けるという思考習慣に、加えて、もしくは、優先して、分けずにカップル、組織として見て、考えることは、専門用語や分解し過ぎて小さく見すぎることを防げると思います。その結果、カップルとして、全体としての視点から、物事をありのままに捉える という思考習慣もとても重要だと思います。

社交ダンスにおいても、リードとフォロー、相手と自分の役割を分けずに、カップルとして踊りの目的を考えるという、2つに分割、分類しないという考え方を応用することで、より柔軟で自由な発想が生まれ、カップル全体としての動きを感じやすくなり、踊りやすいダンスを表現できるようになると思います。

2つに分割する視点と全体としてみる視点

対立する2つの要素、相反する2つの要素に分けて考えるという二元論的な思考は、物事を単純化し、理解しやすくする一方で、視野を狭めてしまうということに注意が必要です。

社交ダンスだけでなく、日常生活やビジネスにおいても、二元論だけでなく、一切の分類をせずに、全体としての視点を持つことで、全体を俯瞰的に捉え、新たな発見や解決策を見出す可能性を高めることができるはずです。

今回の社交ダンスから学んだヒロス流思考法、それは二元論にとらわれず、柔軟な思考で踊ること です。

カップルとしての動きを大切にし、中間の動きも積極的に表現することで、あなたのダンスはさらに踊りやすくなり、良い踊りになると思います。

今日も最後までお読みいただきありがとうございました。

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