踊りも人間関係も、すべては「笑顔」から始まる
3,661回目のブログになります。
社交ダンスを心から楽しむために、そして上達するために欠かせないもの、それはパートナーや仲間との円滑なコミュニケーションです。
これまでの記事でも、ダンスにおけるコミュニケーションの重要性については様々な角度からお伝えしてきました。
今回は、そのコミュニケーションの「最初の一歩」であり、最も大切な要素である「笑顔」に焦点を当ててみたいと思います。
巧みな会話術や美しい立ち居振る舞いよりも、もっと先に意識すべきことがあります。
この記事でお伝えするヒロス流の考え方を実践すれば、あなたのダンスライフはもちろん、日常生活における人間関係も、より豊かで温かいものに変わっていくはずです。
コミュニケーションの質は「笑顔」で決まる
良いコミュニケーションと聞くと、話の内容や話し方、気の利いた仕草などを思い浮かべるかもしれません。
しかし、それらはすべて土台があってこそ活きてくるものです。その土台こそが、相手に安心感と親近感を与える「笑顔」です。
まずは、意識的に口角を上げて、笑顔を作ってみてください。自然と表情が和らぎ、それに伴って声のトーンも明るく、仕草も柔らかくなるのを感じられる思います。
笑顔は、自分自身の心と体をリラックスさせる効果と同時に、「あなたと良好な関係を築きたい」というポジティブなメッセージを相手に伝える、最もシンプルで強力なサインになると思います。
「笑顔」を実践する具体的な3ステップ
では、どのように「笑顔」を実践すれば良いのでしょうか。
例えば、ダンス教室やサークルなどの場面で推奨する、簡単な3ステップをご紹介します。
ステップ1:スタジオに入ったら「小さな笑顔」を意識する
ダンス教室や練習会場の扉を開けたら、まずは自分自身のために、ふっと口角を上げることを意識してみてください。
これから始まる楽しい時間への期待感を込めて、まずは小さな笑顔の準備しましょう。
ステップ2:仲間を見つけたら「笑顔」を育てる
パートナーやダンス仲間の顔が見えたら、その小さな笑顔を少しずつ大きくしていくイメージを持ちましょう。
「会えて嬉しい」という気持ちを表情に乗せることで、自然と温かい雰囲気が生まれると思います。
ステップ3:3mまで近づいたら「最高の笑顔」で挨拶へ
そして、相手との距離が3メートルほどに近づいたら、準備してきた笑顔を完成させ、しっかりとした声で明るい挨拶へと繋げます。
この「笑顔の準備」があるだけで、挨拶の印象は格段に良くなり、その後のコミュニケーションもスムーズになるはずです。
最も大切なのは「身近な人」への笑顔
ここで一番のポイントは、この笑顔の実践を「身近な人」に対してこそ、より意識的に行うということです。
初めて会う人やあまり親しくない人に対しては、私たちはある意味「よそいきの顔」として、自然に笑顔で丁寧に接することができます。
しかし、家族や職場の同僚、そして毎週顔を合わせるダンスパートナーといった身近な存在に対しては、つい心の準備を怠ってしまいがちです。
慣れ親しんだ関係だからこそ、自ら積極的に「機嫌の良さ」や「話しやすく聞きやすい雰囲気」を笑顔で示すことが、お互いの関係をより良いものに保つ秘訣です。
日常生活においても、身近な存在に対して意識的に柔らかい笑顔を向けることで、あなたの周りの環境はもっと過ごしやすく、快適なものになるはずです。
この「笑顔のトレーニング」は、まずご自宅で、一番身近なご家族に向けて試すことから始めてみてください。
そして、次回のレッスンや練習の際には、会場に入った瞬間からこの「笑顔の準備」を実践し、挨拶の前に最高の笑顔を届けてみましょう。
私たちヒロスとミスズも、家庭で、そしてスタジオで皆さんを最高の笑顔でお迎えできるよう、日々心がけています。
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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