「当たり前」を疑えば、景色が変わる!~社交ダンスと人生に活きるヒロス流思考術~

それって本当に正しい?凝り固まった「前提」が、成長を止めているかも

私たちは、日々、様々な「前提」に基づいて、物事を考え、判断し、行動しています。

しかし、その「前提」が間違っていたり、古くなっているかも?と気にすることも大切だと思います。

社交ダンスの場面でも、そして、あなたの日常生活やビジネスの場面でも、「前提」「思い込み」は、大きな問題に発展してしまうかもしれません。

「自分は正しい」「これが普通」と、無意識のうちに信じ込んでいること、いわば「基本的な前提」…実は、この基礎的な部分に、勘違いや誤解が潜んでいることが、少なくありません。

そして、その上に新しい知識を積み重ねたり、重要な判断を下したりすることは、非常に危険です。

今日のブログでは、社交ダンスから学んだヒロス流考え方として、「自分の前提を疑う」ことの重要性と、その疑い方について、書いていきたいと思います。

この考え方を参考にしてもらい、あなたのダンスも、人生も、より豊かに、より納得感をもって進めていけるといいと思います。

社交ダンスで気づく!「基本」の落とし穴

社交ダンスでは、「基本が大切」とよく言われます。もちろん、基本はすべての土台であり、とても重要です。

しかし、その「基本」を、自分勝手に解釈したり、間違って覚えていたりしたらどうでしょう?

例えば、ワルツの「ナチュラル・ターン」。多くの方が、「右回転」と認識しています。

しかし、一歩目の動きから右回転を意識して踊ると上手に踊れません。

また、前進外回りのステップにおいて、カップルの移動を壁に近づいていくように意識したり、前進する意識と横への移動の意識、シューズの回転(1/4、1/8)など意識することで、結果的に踊りやすい右回転になります。

ナチュラル・ターンは、一歩目から回転を意識するのではないという意識を持つことで、バランスが崩れにくく、よりスムーズで美しいターンを踊ることができます。

上手な人の踊りの見た目や、まだ自分が初心者だった昔聞いたことがあることとして、「当たり前」と思い込んでいた基本動作が、実は間違っていた…ということは、ベテランの方でも、十分に起こり得ます。

自分の上達に合った注意点に更新しなかったり、自分なりに理解していた間違いに気づかずに練習を続けても、なかなか上達しない、それどころか、間違った「基本」の上に、間違った「応用」を積み重ねていくことになります。

日常生活でも、ビジネスでも!「前提」を疑うメリット

「自分の前提を疑う」ことは、社交ダンスに限らず、日常生活やビジネスの場面でも、非常に大切です。

例えば、日常生活で「こうしなければならない」「これが普通だ」と思い込んでいることはありませんか?

しかし、その「常識」は、本当に正しいのでしょうか?

もしかしたら、それは単なる思い込みや、過去の経験に基づいた、古いルールかもしれません。

いままでの「常識」を疑い、視点を変えることやChatGPTやGeminiで壁打ちをやることで、これまで見えなかった解決策や、より良い方法が見つかる可能性があります。

「前提」を疑い、確認するための3つのステップ

具体的にどのように「自分の前提」を疑えば良いのでしょうか?

ここでは、社交ダンスから学んだ、ヒロス流「前提」疑い方の3つのステップを書きます。

ステップ1: 「当たり前」を書き出してみる

まずは、紙とペンです。自分が「当たり前」だと思っていることを、紙に書き出してみるい。

社交ダンスのこと、仕事のこと、人間関係のこと…どんな些細なことでも構いません。

例えば、

  • 社交ダンス:「ルンバのカウント2は長く」「チャチャチャをQQQで踊る」
  • 仕事:「会議は全員参加が当たり前」「報告書は見た目にも時間を掛ける」
  • 日常生活:「朝はパンとコーヒー」「休日は家でゆっくり過ごす」

など、普段、意識していない「前提」を、書き出すことでより鮮明に「自分の前提」を意識化できます。

ステップ2: 「なぜ?」「どうして?」を口ずさんでみる

書き出した「当たり前」に対して、「なぜ?」「どうして?」を繰り返し問いかけてみましょう。

分解したり、深く掘り下げることで、その「前提」が、本当に正しいのか、それとも単なる思い込みなのかが見えてくると思います。

例えば、「女性は男性のリードに従うもの」という前提に対して、

  1. なぜそう思うのか?→「 そう教わったか」
  2. なぜそう教わったのか?→「リード&フォローがスムーズになるから」
  3. どうしてリード&フォローがスムーズになるのか?→「お互いの役割が明確になるから」
  4. どうしてお互いの役割が明確になるのか?→女性も積極的にリードに関与して良いのでは?

このように、「なぜ?」「どうして」を繰り返すことで、女性は男性のリードに従うものという認識が、実は曖昧な記憶や、感覚に基づいたものであることに気づけると思います。

ステップ3: 別の視点から基礎を確認してみる

「なぜ?」「どうして?」を繰り返したら、最後に、別の視点から物事を捉え直してみましょう。

例えば、社交ダンスであれば、信頼できる先生や上級者に質問したり、自分の踊りを動画に撮って客観的に見直したりすることで、

仕事であれば、他の会社の方と交流したり、本を読んだりすることで、視野が広がり、これまでとは違った解決策が見えてくる可能性があると思います。

「前提」を疑う意識を持って、聞いて考えてみて

「自分の前提を疑う」ことは、時に、嫌なことです。しかし、その手間こそが、あなたの成長と上達、新しいやり方に挑戦するきっかけになると思います。

社交ダンスでも、日常生活でも、ビジネスでも、「当たり前」を疑い、新たな視点を取り入れることで、これまで以上に変化できるはずです。

ヒロス流「前提」「これまでそう思っていたこと」確認と修正をするための3つのステップで、今までの感覚や意識、やり方を変えてみて、今後の変化と成長につながるきっかけが見つかるといいと思います。

社交ダンスや日常生活、ビジネスの場面でも、「前提や基礎」、「そう思っていたこと」を疑うことを時々意識してみると、いい気づき、いい変化が生まれることもあると思います。

私たちヒロス&ミスズも、常に「前提」を疑い、学び続ける姿勢を忘れずに、皆様の社交ダンスをより踊りやすく、より楽しく踊れるように全力でサポートしていきます。

今日も最後までお読みいただきありがとうございました。

コメント