「あっ、今の感覚いい!」…でも、すぐ忘れちゃう問題
3,586回目のブログ記事です。
社交ダンスのレッスン中や練習中、あるいはパーティーで踊っている最中に、ふと「これだ!」という感覚や、「こう動けばいいんだ!」というアイデアが閃く(ひらめく)瞬間、ありませんか?
その閃き(ひらめき)は、長年の悩みを解決するヒントになったり、あなたのダンスを踊りやすくする可能性を秘めていることもあります。
しかし、残念なことに、その貴重な閃きは、ほんの数分後には「あれ、なんだったっけ…?」と、記憶の彼方に消え去ってしまうことが本当に多いです。
せっかくの成長のチャンス、いい感覚を見つけたのに、みすみす逃してしまっているかもしれません。
今回は、そんな「もったいない!」を防ぎ、踊りの”ひらめき“を確実に自分のものにするための、シンプルで効果的な2つの方法について書いていきます。
なぜ「閃き」は大切なのか? – 教えてもらえない、あなただけの発見
社交ダンスの理論やテクニックを学ぶことはもちろん重要です。
しかし、頭で理解することと、実際に体で表現できることは、必ずしもイコールではありません。
踊っている最中の閃きは、理屈を超えた、あなたの身体感覚に基づいた発見です。それは、
- 技術的な壁を乗り越えるための、具体的なヒント
- より楽に、心地よく踊るための、感覚的な気づき
- あなたに合ったあなただけの、オリジナルのアイデア
など、教科書やレッスンだけでは得られない、あなただけの気づきです。
この閃きを大切にすることが、上達や踊りやすさにつながることも少なくありません。
効果的な方法1:すぐに「書き留める」習慣をつける
人間の記憶は曖昧です。
「後で思い出そう」と思っても、ほとんどの場合、忘れてしまいます。
だからこそ、閃きが訪れたら、可能な限りすぐに「書き留める」ことを習慣にするといいと思います。
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何を書く?:心の状態まで加えてもいい
- 具体的な動き: 「右足を少し外側に」「肩を下げて肘を横ではなく、ストレッチさせる」など。
- 感覚的な言葉: 「床を押す感じ」「背中が伸びる感覚」「軽くなった!」など、自分にしか分からない言葉でもOK。
- 簡単な図や矢印: 言葉にしにくい動きは、図でメモするのも効果的です。音声メモも!
- 他の種目への応用: 踊っている種目と違うことでも、関連しそうなことはメモ!
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いつ書く?:(タイミングを逃さない!)
- レッスンの途中、合間の休憩時間
- 練習の途中、キリが良いところ
- 踊り終わった直後
- とにかく、思い出せるうちにできるだけ早く!
- その時、その場でメモできればベストです
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どうやって書く?:
- ポケットに入るサイズのメモ帳とペンを常に用意しておく。
- スマートフォンのメモアプリ、録音アプリを活用するのも便利です。
この「書き留める」習慣は、社交ダンスだけでなく、日常生活やビジネスの場面で生まれたアイデアを活かすためにも、非常に有効な方法です。
*以前のブログでも書いた「A4メモ書き」テクニックもおすすめ。関連記事はこちら
効果的な方法2:感覚があるうちに!その場で「繰り返す」勇気を持つ
閃きの中には、「この感覚、すごく良い!」というような、言葉や文字にしにくい感覚的なものも多くあります。
そんな時は、「書き留める」よりも「その時、その場で繰り返す」ことが効果的です。
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なぜ繰り返す?:(身体で覚える!)
- 言葉にならない感覚を、身体に直接覚え込ませるため
- 繰り返すことで、その感覚を再現しやすくするため(筋肉が記憶する)
- 後日、スムーズに思い出せるようにするため
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どれくらい繰り返す?:
- 可能であれば、20~30回ほど繰り返せると、感覚が定着しやすいと言われています。もちろん、状況に合わせて回数は調整してください。
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大切な心構え:
- グループレッスン中や他の人がいる場所だと、少し恥ずかしいと感じるかもしれません。しかし、上達のためには「遠慮しない」勇気が大切です!
- ヒロスダンススタジオにおいては、周りの目を気にせず、自分の感覚を確かめる時間を持ってください。
- 個人レッスン中であれば、「今の感覚を忘れたくないので、少し繰り返してもいいですか?」と正直に伝えてみましょう。私たちヒロスとミスズは、大歓迎です。
「閃き」を活かして、ダンスをさらに楽しく、深く!
書き留めたメモは、後で見返すことで、大切な気づきを何度も思い出すことができます。
繰り返して身体に覚えさせた感覚は、次の練習できっと再現しやすくなり、一人でもその感覚を呼び起こせるようになると思います。
これらの閃きという「発見」を、日々の練習で試し、育てていくことで、あなたのダンスは確実に変化し、踊りやすくしていくと思います。
自分なりに踊りやすい、その感覚を大切にして、楽しく踊っていきましょう。
あなたの閃きを利用し、行動に移すこと!
踊っている最中に訪れる閃きは、あなたのダンスをより良くするための、大切なものです。
ひらめいたこと自体を喜ぶことも大切ですが、動いて、踊って、閃きを忘れないようにしましょう。
- すぐに「書き留める」!
- その場で「繰り返す」!
この2つの効果的な方法を実践して、大切な閃きを一つも取りこぼすことなく、あなたの社交ダンスの上達と、踊る喜びをさらに深めるために活かしていきましょう!
紙とペンは、社交ダンスの場面だけでなく、日常生活やビジネスの場面でも、あなたのアイデアを未来につなぐ重要なものだと思います。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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