ステップや形だけに頼らないこと
社交ダンスのレッスンでは、カウントの取り方、足の位置、ホールドの形など、具体的な動きや形を細かく学ぶことが多いです。
もちろん、これらはとても大切です。しかし、それら「見える部分」だけでなく、「気持ちの使い方」という、イメージや感覚を重要視することも大切です。
「体の使い方」のイメージや、体で感じる「感覚」を、ほんの少し変えるだけで、これまでの組み方、動き方が変わる可能性があります!
今回のブログでは、抽象的な部分、目には見えない部分ではありますが、「意識改革」と「感覚改革」で、あなたのダンスがより良くなるような考え方について書いていきたいと思います。
「見えない部分」への意識改革!体の使い方、イメージの力
社交ダンスは、ステップや形といった「目に見える部分」が注目されがちです。
しかし、もう一つ大切なのは、「どのように体を使うか」という、「目に見えない部分」です。
例えば、
- 体幹の使い方: ただ「体幹を意識して」と言われるよりも、「木の幹や細く長い葉のように」「両脇に厚みを持たせた姿」、スタンダードの女性のホールドでは、「男性の右上に抱えられた花束になる」などのイメージを持つことで、体の使い方が大きく変わります。
- フットワーク: 「つま先から着地」と教わるだけでなく、ラテンでは。「足の裏のボールの部分が柔らかいように」、スタンダードでは「氷の上を滑るように」など、感覚的なイメージを持つことで、床へのタッチが柔らかくなったり、移動してく踊りに変わります。
このように、体の使い方を、「具体的なイメージ」や「感覚」と結びつけて考えることで、これまでとは違った、満足感ある踊り心地のコツの発見があるはずです。
「抽象的なアドバイス」を自分なりに解釈する
上手な人が、どのようなイメージや感覚を重視して踊っているかを、できるだけレッスンでは、お伝えするようにしています。
そのため、抽象的なアドバイスも多く、理解しづらいときもあるかもしれません。
イメージや感覚の向上につながるこうしたアドバイスは、具体的な動きを指示するものではないため、理解するのが難しいと感じるかもしれませんが、ゆっくりと理解していていただければ良いです。
芸術的な要素もある社交ダンスでは、こうした抽象的なアドバイスの中にこそ、あなたのダンスを大きく向上させるヒントが隠されていることも多いです!
例えば
- 「移動を意識して踊ろう」と言われたら、「LODの向きに流れる水の流れ」を意識してみたり
- 「視線を上げて」と言われたら「遠くの空の飛行機雲を見るようにしたり」
- 「フットワークを丁寧に」と言われたら、「薄い氷の上を氷を割らない足の着き方」
など、自分なりのイメージを膨らませて、思い浮かべてみてください。
こうした「イメージ」や「感覚」を自分なりにいろいろと試行錯誤することで、自分に合ったイメージや感覚を見つけられると思います。
さまざまなイメージや感覚で楽しく踊ること
「イメージ」や「感覚」を変えることは、簡単なことではありません。
しかし、「実験」と「挑戦」を楽しむ心があれば、きっと、気持ち良い踊りや自分が上手になったような感覚で踊れる場面が増えると思います。
少し難しい言葉ですが、「意識改革」と「感覚改革」を意識してみてください。
試行錯誤する中で、自分に合ったイメージや感覚が、必ず見つかります。
「こんなイメージで踊ってみよう!」「こういった感覚で踊ってみよう!」
そんな話をしながら、楽しく踊っていきましょう。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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