社交ダンスで生まれる一体感:コンタクトの重要性
社交ダンスを踊る時、パートナーと触れ合う「コンタクト」は、言葉を使わずにリードとフォローを伝える、とても大切な部分です。
次のステップを示したり、体重移動やタイミングを伝え合い、一体感を生み出すために重要です。
スタンダードダンス:安定した4つのコンタクトポイント
まずは、優雅で流れるような動きが特徴のスタンダードダンスから書きます。
スタンダードでは、主に以下の4つのポイントでコンタクトします。
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男性の左手と女性の右手
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男性の右腕の手首と女性の左腕の付け根(二の腕の下あたり)
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男性の右手のひらと女性の左の肩甲骨付近
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女性の左手と男性の二の腕
そして、もう一つ、踊り慣れた相手との間には、
5.男性のボディーと女性のボディー
というコンタクトも生まれます。
これらのコンタクトポイントを意識し、常に同じ圧力と強さを保つように心がけてみましょう。
そうすることで、二人の間に安定感が生まれ、より一体感のある踊りができるようになるはずです。
ラテンダンス:繊細な手のコンタクトと全身の表現
次に、情熱的で動きのあるラテンダンスについて書きます。
ラテンダンスでは、スタンダードと比べて、手だけのコンタクトが多くなります。
もちろん、男性の体の動きや表現でリードを伝えることも重要ですが、基本的には、片手同士の繊細なコンタクトで、ステップのタイミングや方向、次の動きを示していくことになります。
上級者になると、片手で女性の体重移動や、そのタイミングを上手に伝えられるようになります。
コンタクトを意識するだけでダンスが変わる
スタンダードでもラテンでも、コンタクトに隙間やゆるみがないか、常に意識しながら踊ることが大切です。
基本的には、常に一定の圧力を保ちながら、踊るような意識で良いと思います。
次回踊る時には、テクニックやステップの順番は気にせず、コンタクトだけに集中して踊る時間を作ってみてください。
きっと、今まで以上にパートナーとの一体感を感じられ、リードやフォローが伝わり、ダンスがより楽しくなるはずです。
二人で、呼吸を合わせ、気持ちを合わせて踊ることができた時、社交ダンスの楽しさを改めて感じられると思います。
コンタクトを意識するだけで、いつもの人とのダンスが、上手に踊れていると感じられると思います。
次回の練習やパーティーでは、ぜひこの「コンタクトを重要視して」踊ってみてくださいね。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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