言葉を加えたリードとフォロー
社交ダンスは、リードとフォローを通して、言葉を使わずにコミュニケーションを取りながら踊るものです。
しかし、言葉を使って次のステップを伝えてみることで、新たな気づきや学びが得られることがあります。
今回は、社交ダンスにおける「言葉を使ったコミュニケーション」の効果と、リード&フォロー上達のコツについて書きます。
言葉で伝えることのメリット
ステップの順番が決まっていない場合や、相手がステップを覚えていない場合は、次のステップを言葉で伝えながら踊ってみてください。
普段、無言で踊っているからこそ、言葉で伝えることで得られるメリットがたくさんあります。
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レッスンの再現: レッスン中の状況を、自分自身で再現することで楽しさや難しさを感じられると思います。
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ステップや用語の確認: ステップの名前やホールド、アクションの用語を、言える言えないということを実践の中で確認することができます。
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適切なタイミングを学ぶ: 踊っている最中に、適切なタイミングで相手に伝える練習ができます。この部分がリードとフォローのテクニックを磨くことに繋がります。
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先を読む力を養う: 次のステップを意識することで、自然と「先を読む力」が養われます。
社交ダンスの上手な人は、次のステップだけでなく、2~3つ先のステップやバランスまでを意識しながら踊っています。
「伝える」と「準備する」タイミング
次のステップやアクションを相手に言葉で伝える時、
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どのタイミングで伝えれば、相手が理解し、対応できるのか?
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どのタイミングで準備を始めれば、スムーズに踊れるのか?
これらのタイミングを掴むことは、社交ダンスの上達に非常に重要です。
言葉で伝えることから生まれる「一体感」
言葉で伝えることは、一見、社交ダンスの暗黙の了解のような「無言のコミュニケーション」を阻害するようにも思えます。
しかし、初心者の方や、新しいステップを学ぶ際には、言葉で伝えることで、
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相手の意図を理解しやすくなる
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自分自身の動きも明確になる
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不安や緊張が軽減される
など、多くのメリットがあります。
そして、相手と「言葉」でコミュニケーションを取ることで、二人の間に新たな一体感が生まれることもあります。
言葉と身体、両方のコミュニケーションを
社交ダンスは、言葉を使わないコミュニケーションが基本ですが、
時には言葉を使って伝えることで、リード&フォローの技術向上に繋がるだけでなく、社交ダンスの楽しさを再発見できるかもしれません。
ぜひ、フリーダンスの時間などに、次のステップや動きを相手に伝えて踊り、言葉と身体の両方を使ったコミュニケーションを楽しんでみてください。
ヒロス流社交ダンス上達のコツの話でした。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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