ルーティン(振り付け)よりも大切なこと
社交ダンスのスタンダードを踊る際、つい振り付けにばかり目が行きがちです。
しかし、本当に美しく満足感あるダンスを踊るためには、基本的な技術的スキルこそが重要だと思います。
今回は、スタンダードダンスを上達させるための4つの重要な動きと、その練習方法について書いていきたいと思います。
基礎を固める:4つの動きを意識しよう!
スタンダードダンスにおける基本的な動き、そして各ステップの基礎を深く理解するためには、以下の4つの動きを意識することが大切です。
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上下の動き: ワルツのライズ&ロアーやノーフットライズなど、体の高低差を意識した動きです。
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前後の動き: ワルツの3~1のカウント1の動きのように、カウント1で前進・後退する際の体重移動やバランスが重要になります。3と1が混ざった踊りにしないこと。
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回転: ワルツのナチュラルターンやリバースターンなど、回転動作におけるシューズの裏を使った回転、内回り・外回りの動きの大きさやシューズの向きが大切です。
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揺れ: ワルツのスウェイのように、足首・膝・腰の動きによって生み出される、滑らかで抑揚ある揺れの表現が重要です。
これらの4つの動きを意識することで、より美しく、気持ち良いスタンダードダンスを踊ることができます。
基礎練習で確かな技術を身につけよう!
4つの動きを意識しながら、以下のステップで練習してみましょう。
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基本的なステップをゆっくりと行い、膝と腰を使って揺れを意識してみましょう。
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各ステップを丁寧に確認することで、正しい姿勢と体重移動を身につけることができます。何よりも、表現力の力がつくと思います。
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次に、音楽のリズムに合わせて、練習しましょう。
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音楽との調和を意識することで、より自然で美しい動きへと繋がります。
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鏡の前で練習して、自分の動きを確認しましょう。
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鏡や動画撮影を利用して客観的に自分の動きをチェックすることで、改善点を見つけやすくなります。
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相手と組んでの練習で、より深く理解を深めましょう
一人で練習した後、パートナーと組んで踊る際には、以下の点を意識してみましょう。
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タイミング: 音楽とパートナーの動きに合わせた、正確なタイミングを意識しましょう。
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リード&フォロー: リーダーは明確なリードを、フォロワーはそれに応じたスムーズなフォローを心がけましょう。特にフォローでは、決まったルーティンがあるとき、自分で踊りすぎないことがポイントです。
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表現力: 音楽や種目の雰囲気やステップの意味(生い立ち)を理解し、感情を込めた表現を目指しましょう。
基礎を極めて、ワンランク上のダンス
複雑なステップも、上記の4つの基本的な動きのレベルを上げることで、より上手で気持ち良い踊りになります。
そして自分自身も納得できる踊りになると思います。
先ほどの4つの動きの基本を理解し、できるようになるのは簡単なことではありませんが、基礎をしっかりと固めることで、必ず美しいダンス、気持ち良いスタンダードを踊れるようになります。
焦らず、一つずつ丁寧に、そして楽しみながら練習を続けましょう。
慌てず、急がずとにかく継続することで、必ず美しい、そして気持ちの良いダンスを踊れるようになります。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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