レッスンや練習だけじゃない!「イメージ」が、ダンスを上達させる
日々のレッスンや練習、熱心に取り組み、リラックスして楽しく、できれば上手に踊れることを目指していることと思います。
もちろん、実際に体を動かしてレッスンを受けたり練習することは、とても大切です。しかし、実は、レッスンや練習と同じくらい大切なのが、「イメージトレーニング」なのです。
今日は、「イメージトレーニング」が、上達に効果的だということを、書いていきたいと思います。
「イメージトレーニングなんて、本当に効果あるの?」「どうやってやればいいの?」
今日のブログでは、ヒロス流社交ダンス上達のコツとして、社交ダンスにおけるイメージトレーニングの効果、そして、「座って行う」場合と「立って行う」場合のメリット、について書きます。
イメージトレーニングとは?「頭の中」で、理想のダンスを踊ること
イメージトレーニングとは、実際に体を動かさずに、頭の中で、理想のダンスを思い描いたり、新しいステップの動きを、繰り返し頭の中でシミュレーションすることです。
トップアスリートも実践している、効果的なトレーニング方法ですね。社交ダンスにおいても、以下のような効果が期待できると思います。
- ステップや動きの確認・定着
- リード&フォローの感覚の向上
- 音楽表現力の強化、音楽に乗る感覚の強化
- 実際に踊る際の緊張の緩和
目的別!イメージトレーニングの2つのやり方
イメージトレーニングには、大きく分けて「座って行う方法」と「立って行う方法」の2つがあります。それぞれのメリットを理解し、目的や状況に応じて使い分けることで、上達に繋がります。
1. 座って行うイメージトレーニング:集中力を高め、細部までイメージを
メリット
- 集中しやすい: 身体の動きがない分、イメージすることに集中でき、細かい動きまで、自由に、繰り返しイメージできます。
- 場所を選ばない: 自宅、移動中、仕事の休憩時間など、場所を選ばず、いつでも、手軽に行えます。
- 疲労しにくい: 体力を使わないため、比較的長い時間、集中して行うことができます。
- 細部までイメージできる: ステップの順番、足の運び、リード&フォローの感覚、音楽に乗って動いているイメージなど、さまざまな部分に意識を向けやすいです。
2. 立って行うイメージトレーニング:身体感覚を伴った、実践的な練習
メリット
- 身体感覚を伴う: 実際に体を動かすことで、より実践的な動きの感覚や、バランス感覚を掴みやすいです。筋肉や関節の動きを意識することで、より実践的なイメージトレーニングになります。
- 動きの確認ができる: 例えば、鏡の前で、姿勢や腕の使い方などをチェックしながら、イメージトレーニングを行うのも効果的です。
イメージトレーニングを成功させるための「3つのポイント」
イメージトレーニングの効果を、さらに高めるためのポイントを、3つ提案します。
- 集中できる環境を整える: 始めは音楽を流さず静かな場所で、慣れてきたら音楽を流しながら、リラックスした状態で行いましょう。気が散るようなものは、事前に片付けておきます。
- 目的意識を持つ: 「今日は、体重移動を意識しよう」、「今日は、シューズの裏の回転を意識しよう」、「このステップのリード&フォローを確認しよう」など、具体的な目的を持って、イメージトレーニングをしましょう。
- 具体的にイメージする: 事前に、動画を見たり、レッスンで先生に確認したりして、ステップの形、音楽に乗る感覚、相手の動きなどを、できるだけ具体的にイメージしましょう。そして、イメージトレーニングの後は、あまり時間を空けずに、実際に踊って、イメージと現実の違いや、「やっぱり上手に踊れない場所」を確認できると良いと思います。
イメージトレーニングと実際の踊りには、ズレやイメージ通りに踊れないことが多いです。イメージするときには、最高峰の踊りをイメージしているからです。
しかし、そのズレや、イメージ通りに踊れない部分を認識することこそが、上達に繋がります。
そんため、イメージトレーニング後に、実際に踊るときには、いつもお伝えしているように完璧主義にならないように、注意してください。
レッスンと練習に加えて、楽しみながらのイメージトレーニングを取り入れて、気持ちよく、いい感触で踊れるようにしていきましょう!
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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