ルンバウォークの基本的な動き
ルンバウォークは社交ダンスの中でも特に重要なステップであり、正しい姿勢、強い視線、足と脚部の動き、体重移動、ヒップの動きなどが組み合わさっています。
まずは、これらの点の動きを理解してから、練習することで、理想に近づいた美しい動きを身につけることができます。
今回のブログは、ルンバのウォークについて、初心者の方にも分かりやすく、経験者の方にも新たな気づきがあるように、さまざまな視点から書いていきたいと思います。
お時間のある時に、じっくりと読んでいただければ嬉しいです。
正しい姿勢
ルンバウォークを始める前に、まずは正しい姿勢を確認しましょう。
背筋を伸ばし、肩をリラックスさせ、顎の下の空間をしっかりと意識して、内臓を引き上げるイメージで胸を張ります。
頭はまっすぐ前を向き、上下左右に傾かないようにしましょう。
視線は、両目でしっかりと前を見る意識を持ち、まっすぐに保ちます。
足は肩幅程度に開き、体重は両足に均等にして立ってください。
「この姿勢を保っていたら、一歩も動けない」という、そんな感覚になるまで、しっかりと立つことが大切です。この姿勢が、ルンバウォークを始める前の大前提の基礎となります。
足の動き
ルンバウォークでは、足の動きが非常に重要です。
基本的には、つま先から歩き出し、ボールからヒールへと床に着きます。かかとが床についたときには、膝が伸びていることが重要です。
足を前に出す際、軸足の横を通過する際の「&」カウントのとき、送り足の膝を曲げ、軸足のボールを使って床を押すように意識します。
特に、軸足での押し出しから、送り足のステップ完了時点まで、軸足の親指の付け根から小指の端までを意識して使うことが大切です。
つまり、ステップが終わったときの後ろの足が、ボールで立っているの状態になっていることが重要です。
体重移動
体重移動はルンバウォークの中で非常に重要な点です。
ステップした足、つまり、出していく足に、軸足からの体重を連続的に移動していきましょう。
この体重移動を理解するためには、1歩を30秒ぐらいかけて、ゆっくりと丁寧に体重移動をする練習を繰り返してみるといいと思います。
体重移動がスムーズでないと、動きが不自然になりやすいだけでなく、ルンバの特徴である体重移動の表現が弱くなってしまいます。
腰、ヒップの動き
腰、ヒップの動きは、ルンバウォークの表現力を高めるために特に重要です。
多くの人がヒップを回しすぎる傾向がありますが、実際にはヒップの動きはそれほど大きくなく、体重移動と連動して自然に動くことが理想です。特に、腰の左右の動きと連動させることが必要です。
事前に、腰、ヒップの回転部分と横移動の理解をしておくことが大切です。
その理解ができてから、体重が移動する際に自然に腰、ヒップが動くように意識し、過度な(オーバーな)動きを避けることが大切だと思います。
鏡の前で自分の動きを確認しながら、練習してみてください。
よくある間違いと修正方法
ルンバウォークでよく見られる間違いには、以下のようなものがあります。
- ヒップの動きが大きすぎる:ヒップの動きは自然に行い、過度に回さないようにしましょう。
- 体重移動がスムーズでない:体重移動を意識し、前に出した足にしっかりと体重を乗せる練習を行いましょう。
- 足の動きがぎこちない:足を前に出す際には、送り足の膝を曲げ、そして、シュッと足先を出す。その際には、まだ、体重移動をしないことです。
ルンバウォークを美しく見せるためのテクニック
ルンバウォークをより美しく見せるためには、以下のテクニックを身に付けるといいと思います。
- ステップではなく前後左右、その場での足の動きと体重移動を鍛える:複雑なステップではなく、サイドステップやフォワードウォーク、バックウォークなどの一人で練習することで、将来的には、表現力が豊かになります。
- 腕の動きを意識する:腕の動きも重要です。ボディーのインナーマッスルから伝わる動きをイメージして、肩、肘、手首という順で腕の振ることで、指先までの全体のバランスが良くなります。
- 表情や視線で表現力を高める: 踊る際には、表情や視線は重要です。思い切って、非日常の自分なりの感情を表現することで、より良い踊りになります。特に、カウントを取りながら表情をつける練習をしましょう。自分なりの表現をかっこよく、思い切って表現しましょう。
これらのポイントを意識しながら練習することで、ルンバウォークの技術を向上させることができます。
ルンバウォークの動きは「水平方向の動き」と「垂直方向の動き」の組み合わせであるため、これらの動きを分けて練習することができるといいと思います。
水平方向の動きは、足を前に出す際のスライドやステップの動きに関連し、垂直方向の動きは体重移動やヒップの上下動に関連します。
これらを意識的に練習できるように、先生に聞いて事前に学んでおくといいと思います。
また、ルンバウォークを美しく見せるためには、足の動きの基本を確実に抑えておくことが重要です。
さらに、肩回り、腕の動きも重要で、両腕を自然に動かすことで全体のバランスが良くなり、見た目の美しさも増します。
表情や視線も重要な要素です。意外と見落としがちな点なので、動画で自分の動きを見て、現状を把握してください。
楽しく気分良く、ルンバの踊りに入りきって踊る際には、鏡に映った自分だったり、一緒に踊っている相手に向けた表情や視線を意識し、感情を表現するようにしましょう。
特に、目線をしっかりと前方に保ち、相手と目を合わせることで、リードやフォローが伝わりやすくなり、お互いのルンバの表現力が良くなると思います。
最後に、ルンバウォークでよくある間違いとして、体重移動がスムーズでないことが挙げられます。
カウント4から1、この部分が重要です。普段使うカウントが「2,3,4、2,3,4」の場合は、できるだけ早く「2,3,4,1」というようにカウント1を使うようにしてください。
もし、すでに、カウント「1」を言いながら踊っているよ。という場合には、「1,2,3,4,1,&、2、3」といういうように、1の後に&のカウントを加えていくようにしましょう。その「&」で次の足へ動く準備をします。
体重移動を意識し、前の足にしっかりと体重を乗せる練習、かかとへの体重移動までを行うことで、しっかりとしたルンバウォークが踊れるようになるはずです。その際には、体重移動の理解を先生や詳しい仲間に確認してもらいましょう。
しっかりとしたルンバウォークができれば、いつもの踊りの質が良くなります。
ルンバウォークについては、まだまだ、語りつくせませんが、今回の記事を参考に、廊下やリビングでも練習してみてください。その際には、動画を撮って自分の動きを確認してみましょう。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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