自分なりの優雅なワルツを踊りましょう
社交ダンスの代表格とも言える種目がワルツだと思います。
ゆったりとした3拍子のリズムに乗せて、優雅に踊れるようになりたいですね。
しかし、いざ踊ってみると、「なかなか思うように動けない」「美しく見せるには、どうしたら良いの?」と、悩んでしまうことも多いと思います。
ワルツを美しく踊るためのコツを再確認してみましょう。
今回のブログでは、ワルツ全体に通ずる重要なポイントを、「ホールド(姿勢)」「足の使い方(フットワーク)」「ナチュラルターンのポイント(男女別)」「その他」の4つの項目に分け、初心者の方にも分かりやすく、そして経験者の方にも改めて気づきがあるように、書いていきたいと思います。
今回のコツを改めて確認すれば、気持ちよくワルツが踊れるようになると思います。
ポイント1: 美しいワルツは、美しい「ホールド」から
ワルツを踊る上で、まず意識すべきは「ホールド(姿勢)」です。美しいホールドは、美しいワルツの基本中の基本ですが、とにかく立ち方が重要です。
以下のポイントを意識してみてください。
- 背筋を伸ばす: 頭の先から一本の軸が通っているように、背筋をスッと伸ばしましょう。イメージを持っておくことが大事。
- 目線は遠くに: 水平や少し下を向くと、バランスを崩しやすくなります。少し上ですが、自分が思う位置より更に少し上を見るように、目線を遠くに保ちましょう。
- お腹を引き上げる: 体幹を意識し、お腹を軽く引き締めることで、安定した姿勢を保てます。ウェストのゴムやベルトがゆるいな~って感じる程度にお腹を凹ませる。
- 肩を下げる: 肩に力が入ると、動きが固くなってしまいます。肩を前から後ろに回して、リラックスして、肩の力を抜きましょう。
- 肘を張る: 男女ともに、自分の左肘と相手の左肘を意識しながら美しいフレームを保ちましょう。タンゴと比較するとタンゴは、自分の両肘を意識する感じです。
- 女性の手: 女性の左手は男性の腕に軽く乗せる程度にしましょう。多少の腕の重みはいいです。右手は、空間や指だけにならないように、男性の手と遊びがないようにしましょう。
ポイント2: 滑らかに、丁寧に!「足の使い方(フットワーク)」
ワルツの滑らかで優雅な動きは、「足の使い方(フットワーク)」が大事です。以下のポイントを意識して、シューズが床から離れることなく、滑らせるような意識でやってみてください。
- ヒールからトーへ: 前進する時は、かかと(ヒール)からつま先(トー)へと、つま先を上げすぎず、ボールから滑り出して、体重を移動させましょう。
- トーからヒールへ: 後退する時は、つま先(トー)からかかと(ヒール)へと体重を移動させましょう。シューズを裏を後ろの人に見せるような意識もいいと思います。
- ライズ&フォール: ワルツの上下動をカウントに合った正確性が大事です。上下の動きよりも、ストレッチ感を意識したライズが重要です。
- 膝を柔らかく使う: 膝を軽く曲げて、結果的に足首が曲がっていることを意識することで、滑らかな動きに繋がります。曲げた膝がつま先を超えていくイメージ。
- 歩幅を一定に: 適切な部分では、一定の歩幅で進むことを意識しましょう。歩幅よりも、自分の丹田やカップルとしての移動を意識すること。
ポイント3: 「ナチュラルターン」のポイント(男女別)
練習でハマると大変ですが、ワルツの代表的なステップである「ナチュラルターン」。ちょくちょく踊るので納得感を持って踊りたいですね。男女別に、ポイントを書きます。
男性編
- 1歩目でしっかり回転: 1歩目の前進で、右方向へ90度回転することを意識しましょう。
- 3歩目は1歩目に揃える: 3歩目は、1/8回転を続けながら、1歩目の足に揃えます。
- 4歩目から6歩目: 内回りであることと、顔の向きを正しく保つことが大事です。
女性編
- 1歩目は後退しながら回転: 1歩目の後退で、右方向へ回転することを意識しましょう。
- 2歩目は男性の進行を妨げない: 2歩目は、右足の向き(向けて)が大事。
- 3歩目は1歩目に揃える: 3歩目は、ノーフットライズが大事です。
- 4歩目は前進しながら回転: 4歩目は、右足で前進しながら、男性の右下を攻める感じ。
ポイント4: その他の意識「音楽」「呼吸」「楽しむ心」
美しく、気持ちよくワルツを踊るために大切な意識(イメージ)を3つ、お伝えします。
- 音楽をよく聴く: ワルツのリズム(1,2,3)をしっかりと感じ取り、音楽と一体になるように、身体全体で表現しましょう。特にカウント1の音楽にしっかりと合わせましょう。
- 二人で呼吸を合わせる: 相手のステップや体重移動をイメージしながら踊ることで、一体感が生まれます。
- 楽しむこと: 何よりも、楽しみながら踊ることが大切です。
技術とイメージ(意識)の両方を学んでワルツを踊りましょう
社交ダンスのワルツは、スウェーを必要以上に強調して踊りがちです。特に、男性は、すっと立って踊ることが大事です。
知識やイメージだけでなく、脚部の筋力も必要になります。ピクチャーポーズでは、更に全身の筋力が必要なことも多いです。
今の自分の体力と経験に合わせた理想の踊りの範囲で踊ることで、上手で美しく踊れているという実感が湧きやすいです。無理のない理想の踊りを心がけて踊っていきましょう。
最後になりますが、立ち方が大事です。立つ、組む、ステップと言う順番で大切です。これまでのブログの通りです。
ワルツの大事なライズ・アンド・フォールでは、身体を上にのばすのではなく、ストレッチ感。カウント1のタイミングを正しく、強く踊るようにして、カウント2~3は、身体のコントロールを意識していきましょう。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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