社交ダンスのスタンダードの回転のステップ
社交ダンスのスタンダードの回転のステップには、大きく分けて外回りと内回りの2種類動きがあります。
外回りと内回りは、ナチュラルターンとリバースターンで回転の方向が異なりますが、回転のステップの前後半で、外回り内回りが組み合わさり、動きの基本は同じです。
外回りのステップ
外回りのステップは、まずは、しっかりと前進して、ステップした軸足のシューズの裏を回転させることが大事なポイントです。
具体的には、以下の3つのポイントに注意しましょう。
・回転の内側の方の腰やボディーをしっかりと前進させること。
・視線の回転を遅くすること。
・ステップ完了時のシューズの向きに無理して、上半身肩周りを同じ向きにしないこと。
これらの3つのポイントが基本的なことだと思います。
また、回転の一歩目のシューズの向きは、まっすぐ床につくことで、回転の軸を真っ直ぐに保ちやすくなり、身体のねじれが抑えられ、バランスを取りやすくなると思います。。
肩甲骨を寄せて回転する
肩甲骨を寄せて回転することで、ホールドを正しく保ちやすくなることも大切なコツだと思います。
肩甲骨を寄せるような意識を持つことで、回転がスムーズになります。肩甲骨を広げて回転すると、身体が開き、回転がぎこちなくなってしまうので注意しましょう。
内回りのステップ
内回りのステップでは、大きくなく、むしろ弱く小さく踊ることが重要です。これにより、相手が楽に踊れるようになります。
特に、内側のボディーが折れてしまわないようにして、相手の一歩目の前進をしっかりと正面で受け止めるような感覚も必要だと思います。
回転を楽に踊るためのコツ
回転を楽に踊るためには、以下の3つのポイントに注意すると良いと思います。
・自分が後退、内回りのときには、小さく弱く、次の自分の外回りの強く大きな動きの準備をすること。
・前進をしっかりとステップして、身体全体で回転というよりも、ステップした軸足のシューズの裏の回転を意識すること。
・視線を落とさず、遠くの方に視線を持っていくことで、なめらかな回転を意識すること。
回転中もその種目のリズムをしっかりと保ち、主に左肘のホールドをきれいに保つことと、そのとき、自分の左肘と同時に相手の左肘の位置や軌道を意識すると良いと思います。
回転中は、バランスそのものを意識することも重要です。
常にバランスを意識して、身体の両サイドのボディーが歪まないようにしして、回転の軸を安定させるようにしましょう。
社交ダンスのスタンダードの回転のステップの、外回りと内回りの2種類のどちらを今踊っているかを常に意識することです。
特に、自分が内回りのとき、外回りと同じ力と大きさではなく、小さく弱くゆっくり動くことを意識すると良いと思います。
社交ダンスのスタンダードを踊るとき、回転が気持ちよく踊れることで、相手と組んで2人で踊っている気持ちよさを感じて、回転ステップの苦手意識でななく、回転を気持ちよく楽しく踊ることを心がけると良いと思います。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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