社交ダンスは音楽に乗って踊ろう!:カウントとの違い、そして音楽の重要性

音楽とダンスの調和を大切に

社交ダンスにおいて、「音楽に乗って踊る」という言葉をよく耳にすると思います。

しかし、「音楽に乗って踊る」とは、具体的にどのような感覚なのでしょうか?

今回は、カウントを口ずさみながら踊ることとの違いを比較しながら、音楽に乗って踊ることの重要性について書いていきます。

なぜ音楽に乗って踊ることが重要なのか?

社交ダンスは、音楽のリズムや感情を表現するための踊りです。

そして、音楽は、踊り手同士のタイミングや体重移動を円滑にするための重要な役割もあります。

音楽に乗って踊ることで、以下のような効果が期待できると思います。

  1. 美しい動き: 音楽のリズムに合わせて身体を動かすことで、より美しく、なめらかな動きを表現できます。

  2. 一体感: 音楽のリズムを感じ取り、ステップや体重移動を行うことで、パートナーとの一体感が生まれやすくなります。社交ダンスの楽しさである一体感は、一人では表現できない大きな回転やバランスなども、自然と取れるようになります。

  3. 感情表現: 音楽が持つ感情や雰囲気を身体全体で表現することで、周りで見ている方が聞き、感じている音楽と調和した踊りを楽しく見ることができます。

カウントと音楽:その違いとは?

ステップを覚える際に、1, 2, 3…と数字を数えたり、「スロー」「クイック」といったカウントを口ずさんだりする練習方法がよく用いられます。

カウントは、ステップや動きを覚えるための有効な手段ですが、カウントだけに頼りすぎると、音楽との一体感をおろそかにしてしまう可能性があります。

なぜなら、「スロー」「クイック」といったカウントは、あくまでもステップのタイミングを示すための目安であり、実際の音楽のリズムとは異なる場合があるからです。

カウントに集中しすぎると、音楽の流れを感じ取ることが難しくなり、動きや表現に抑揚やキレや止めのタイミングがぎこちなくなってしまいます。

音楽と一体になるための練習方法

もちろん、カウントを使うこと自体は悪いことではありません。

大切なのは、カウントをよりも、音楽そのものに耳を傾けることです。

  • 音楽を流しながらカウントを声に出して練習し、自分の動きと音楽のリズムが一致しているか確認しましょう。音楽がない状態だと、無意識に自分の都合の良いようにカウントを言ってしまいがちです。

  • ゆっくりとしたテンポの音楽で練習することで、リズム感を養い、正しいタイミングと軸を意識した中で体重移動動けるようになります。

心地よいリードとフォロー:音楽の力を借りよう

社交ダンスでは、組んでいる相手とのリードとフォローというコミュニケーションも非常に重要です。

音楽に合わせて踊ることで、お互いの動きを感じ取りやすくなり、リードとフォローのタイミングが一致しやすくなります。

これは、カウントを追うだけでは決して得られないものです。カウントだけに集中してしまうと、どうしてもステップのタイミングばかりを意識してしまいがちです。

相手の動きや踊りの表現を理解し、二人の一体感ある美しいダンスを踊るためには、まず、気持ちの面で音楽に乗ることが大切です。これができると、心で感じるままに踊ることが可能になると思います。

音楽にのって、社交ダンスをもっと楽しく!

社交ダンスは、音楽との調和が不可欠なダンスです。

カウントを意識することも重要ですが、それ以上に、音楽そのものを楽しみ、感じるままに踊ることを心がけましょう。

音楽に乗ることで、社交ダンスの楽しさと相手とタイミングやバランスがあった安心感なる踊りになるはずです。

時には、踊らずにそれぞれの種目の音楽だけを楽しむ時間をつくることもとても大切なことだと思います。

今日も最後までお読みいただきありがとうございました。

コメント