頭で考えすぎると、かえって体が動かないことも…
華麗で優雅、そして情熱的…
様々な魅力を持つ社交ダンスですが、いざ踊ってみると、
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ステップを覚えるので精一杯…
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リズムに合わせるのが難しい…
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周りの人とぶつかりそうになる…
と、頭の中がいっぱいになってしまい、なかなか思うように体が動かない…
そんな経験はありませんか?
社交ダンスは、音楽、ステップ、カウント、パートナーとの呼吸、周りのカップル…と、実に多くの要素が複雑に絡み合う、ダンスです。
しかし、実は、これらのすべてを 意識的にコントロール しようとすることは、ほぼ不可能に近いと思います。
非認知能力: 無意識がもたらす、良い踊り
経験豊富な人は、どのようにして複雑な動きをスムーズにこなしているのでしょうか。
それは、 「非認知能力」:無意識的な反応 にあると思います。
非認知能力:無意識な反応とは、意識してコントロールすることが難しい、 感覚的な能力 のことです。
例えば、
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直感的な動き
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集中力し、考えていない動き
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感情での動き
などです。
社交ダンスにおいて、この非認知能力:無意識な反応が、大きな役割を果たしています。
長年の練習や経験を通して、音楽のリズム、パートナーとの呼吸、周りの状況などが、 無意識のうちに処理され 、自然と体が反応するようになると思います。
非認知能力:無意識な反応でスムーズに踊るための5つのポイント
もちろん、非認知能力は、一朝一夕に身につくものではありません。
しかし、まずは、意識的に練習を重ねることで、この能力を高めていくことが可能だと思います。
1. 音楽を「感じる」力を磨こう
社交ダンスは、音楽と一体になることで、その種目ごとの特徴を表現した踊りになると思います。
普段から、色々な多くの音楽を聴き、身体を動かして踊らない状態で感じ取ってみましょう。
2. ステップを体に染み込ませる
踊る量とレッスンでの学びは、どうしても大切です。
そして、基本ステップを繰り返し練習することで、無意識に体が反応するようになっていく自分の変化を感じられると良いと思います。
ステップを覚えたり、イメージしている動きと実際の動きのズレを鏡を見ながら、修正し、正しい姿勢や体重移動をしているときの自分の感覚を確認することも大切です。
3. パートナーとの「あうんの呼吸」
緊張や不安、心配な気持ちを取り除いた中で、アイコンタクトやボディコンタクトを通して、言葉ではなく、感覚でコミュニケーションを取れるようにしていきましょう。
4. 周りの状況を「察する」
顔や目を向けることなく、視野を広く持ち、他のカップルとの距離感や動きの流れを把握し、予測することで、ぶつかることを避け、空いたスペースにスムーズに踊れるようにしましょう。
5. 経験(量)を通して、非認知能力を高める
積極的にレッスンや練習に参加したり、さまざまな人と組んだり、大きな踊りや小さな踊りなど実践を積むことで、様々な状況に対応できる能力を磨いていきましょう。
頭で考えるよりも、「感じて」みよう!
社交ダンスは、複雑な動きを要求される一方で、論理的な思考だけでは、決して上手に踊れない、奥深いダンスだと思います。
「考えすぎずに、感じて踊る」
ぜひ、この言葉を胸に、社交ダンスを楽しんでいきましょう。
常に考えながらではなく、常に感じながら相手との一体感を楽しんでいきましょう。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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