社交ダンスを上手に踊るコツと忘れがちなこと
社交ダンスは、種目もステップもたくさんありその奥深さから、生涯を通じて学び続けられる生涯スポーツの一つです。
多くの社交ダンスを踊る方は、よりよい踊りへの向上を意識し、新しいステップやテクニックやコツを習得することに夢中になりがちです。
しかし、新たな技術を追求する前に、既に身につけている知識やスキルを最大限に活用することの重要性は、やや見落としされているように感じます。
今の自分のテクニックを活かし切る
社交ダンスに限らず、一般的に、私たちが持っている能力の80%を発揮することは難しいと言われています。基礎の能力を上げることで、70%を維持するそんな考えも良いかもしれません。
どんな相手の方と踊る場合でも、自分のテクニックを最大限に引き出すことに意識することが重要だと思います。もちろん、動きの大きさや速さは相手に合わせることが大前提ですが、その中でも、持てるテクニックを出し切る意識を持って踊ることが大切だと思います。
これは単に新しい動きやテクニックを覚えること以上に、今すでに学んだ技術をしっかりと身につけて、良い踊りを安定感をもって踊れるようになることにつながります。
これまでの学びと経験を保ち続けること
勉強と同じで社交ダンスも、自分が持つ技術やコツ、知識を完全に使いこなすためには、復習が必要です。
時には忘れてしまうテクニックや、他人から指摘されないと気付かないポイントもありますが、これらを自己の意識の中で、自分自身で、または、無意識的に活かせるよう努めることが重要です。
自分自身が「踊れる力」を持っているという自覚を持ち続けることで、自信を持って社交ダンスを踊れるようになると思います。
たくさんの種目やステップ、リードやフォローのコツがある社交ダンスにおいては、常に新しい技術を追い求めることも重要です。
しかし、すでに学んだり、一旦はできるようになったテクニックと知識をどこまで出し切り、活かすことが、安定した上達と踊りやすさに必要なことだと思います。
不安や心配が強すぎると、これまでの自分と現状の自分を変えることばかりに意識が向きがちになると思います。
これまでの経験、知識、一度はできていた、思い出せばできる、一声かけてもらえればできる力を持っているという「自分の能力を正しく評価」し、今時点の自分に自信をもって踊りましょう。リラックスして、しなやかな踊り、しなやかな思考の状態に保つことで、自分のもっている能力をたくさん出せると思います。
今日もこの記事をお読みいただき、ありがとうございました。
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