肉体的運動 頭脳的運動 感情的運動
社交ダンスは、肉体的、頭脳的、感情的な運動の3つの要素を一度に楽しむことができる素晴らしい趣味だと思います。元気な90歳を迎えるためには、50代から80代のうちに、身体と頭、感情をバランスよく動かす機会を持つことが必要だと思います。
ステップやその組み合わせを覚えることは、頭を使う運動つまり、頭脳的運動は、脳の活性化、認知症予防に役立つと信じています。
もちろん、肉体的運動は、足腰の筋力、体力維持に役立つことは、間違いないです。
さらに、思っている以上に大切なことが感情的運動です。明るく元気な姿は、気持ち(心)から始まります。
そのため、感情豊かに過ごす時間を持つことが大切だと思います。それぞれの種目の音楽の雰囲気に自分の感情を重ねて、個人個人が自分なりの感情を込めて踊ることで、気持ち(心)の若さやエネルギッシュさを保つために役立つと信じています。
肉体(身体)の役割
私たちがダンスを楽しむとき、第一に感じるのは身体の動きです。
日常生活では鍛えづらい、バランス感覚や正しい姿勢で踊ることで、若々しい姿を維持できると思います。特に、60代、70代の皆さんには、体を動かすことで血行が良くなり、筋肉や関節を使うことの大切さを実感していただけると思います。
足腰の筋力強化と、有酸素運動を通じて体力維持にも効果があります。
頭脳(知識や記憶)の活用
社交ダンスは、ただ身体を動かすだけではありません。
踊りのテクニックやリズム(カウント)、そして相手との連携。これらは頭脳をフル活用することになります。
ステップを覚えたり、ステップの順番を記憶したり、思い出す行為は、まさに脳トレにもなります。
覚えたり記憶すると考えると負担を感じるかもしれませんが、学ぶ楽しさ、そしてそれを実践する達成感という考え方により、頭脳を使うことも社交ダンスの楽しみ方だと理解できると思います。
感情(リズムや気持ち)の表現
皆さんが踊りの中で感じることは、気持ち良いや、楽しい、ということだけでなく、音楽の雰囲気に合わせた感情を顔の表情や手や身体の動きで表現することも大切です。
音楽に合わせた感情をダンスを通して表現することは、心の健康にもつながります。
また二人で踊る社交ダンスは、一緒に踊るだけでなく、踊りの前後の会話でも楽しく過ごせます。
自分が上手に踊れて嬉しかったり、うまく踊れず悔しかったり、失敗して恥ずかしく感じたり、他のカップルとぶつかりそうになってびっくりしたり、色々な感情で気持ち(心)が動くことで、感情的な運動をすることになります。
社交ダンスは、身体の動き、知識の活用、そして感情の表現が同時に行われるものです。
人生100年時代、将来の自分のために、これらの3つの要素を存分に楽しんでいただきたいと思います。
健康のため、そして心の豊かさを求めて、これからも一緒に社交ダンスを楽しみましょう。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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